排泄物と文明―フンコロガシから有機農業、香水の発明、パンデミックまで

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排泄物と文明―フンコロガシから有機農業、香水の発明、パンデミックまで

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806714767
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0045

出版社内容情報

昆虫の糞から、ヒト、ゾウのウンコまで、あらゆる排泄物を知り尽くした獣医・疫学者が、芳(かぐわ)しい文明史と自然誌を描く。

「うんち」と「科学」????語源は同じだと知っていましたか?
昆虫の糞から、ヒト、ゾウのウンコまで、あらゆる排泄物を知り尽くした獣医・疫学者である著者が、古代ローマの糞尿用下水道から、糞尿起源の伝染病、下肥と現代農業、大規模畜産とパンデミック、現代のトイレ事情まで、芳(かぐわ)しい文明史と自然誌を描く。

序章  フンコロガシと機上の美女

第一章 舌から落ちるもの

第二章 糞の成分表

第三章 糞の起源

第四章 動物にとって排泄物とは何か

第五章 病へ至る道――糞口経路

第六章 ヘラクレスとトイレあれこれ

第七章 もう一つの暗黒物質

第八章 排泄物のやっかいな複雑性とは何か

第九章 糞を知る――その先にあるもの

参考文献

訳者あとがき

【著者紹介】
デイビッド・ウォルトナー=テーブズ(David Waltner-Toews)グエルフ大学名誉教授。獣医師、疫学者、作家、詩人と多彩な顔を持ち、「国境なき獣医師団」創設者として、動物と人間の健康、コミュニティの持続可能な開発、貧困の解消に取り組んでいる。その著書はノンフィクション、小説、詩など多岐にわたる。

内容説明

「うんち」と「科学」―語源は同じ。昆虫の糞から、ヒト、ゾウのウンコまで、あらゆる排泄物を知り尽くした獣医・疫学者である著者が、古代ローマの糞尿用下水道から、糞尿起源の伝染病、下肥と現代農業、大規模畜産とパンデミック、現代のトイレ事情まで、芳しい文明史と自然誌を描く。

目次

序章 フンコロガシと機上の美女
第1章 舌から落ちるもの
第2章 糞の成分表
第3章 糞の起源
第4章 動物にとって排泄物とは何か
第5章 病へ至る道―糞口経路
第6章 ヘラクレスとトイレあれこれ
第7章 もう一つの暗黒物質
第8章 排泄物のやっかいな複雑性とは何か
第9章 糞を知る―その先にあるもの

著者等紹介

ウォルトナー=テーブズ,デイビッド[ウォルトナーテーブズ,デイビッド] [Waltner‐Toews,David]
カナダ・グエルフ大学名誉教授。「国境なき獣医師団」創設者であり会長を務める。また国際的に活躍する疫学者でもある。公衆衛生や疫学に関する著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

39
2013年初出。馬糞と牛糞の、ウンコと肥料の区別がつかない人は、原子力の話をしないほうがいい(17頁)。排泄物の語源はラテン語excernereでふるい分けることに由来(23頁)。2013年、地球人口70億人越えているため、年間4億トンの糞を輩出している(42頁)。本当に糞は排除すべきものなのか? 北米や欧州では、ウシの糞を乾かし、燃料として使う。レンガにする(93頁)。糞は役に立っているではないか。寄生虫と宿主と捕食者は、分解された排泄物が形を取り、ウンコからできている(133頁)。2015/10/27

姉勤

33
生きる限り付き合わざるを得ない”便”の話。当然人間だけでなく、地球上の全生物が出す。想像を絶する量のそれによって地球があふれ返らないのも、昆虫や微生物が分解し、有機物となり食物連鎖の供給源にているからに他ならない。しかし、家畜や農業、貿易などの人間活動によって、そのバランスが崩れれば、伝染病や土壌汚染、エネルギーの偏重となり、環境破壊の要因となる。いわば地球を生命に見立てるガイア理論での代謝異常だが、悪性腫たる人間の、叡智に期待して結びとしている。多少読みにくいが、知識の「肥やし」になるのは、太鼓判。2016/04/26

トムトム

30
なんだか読みづらい本でした。同じことを何度も言ったり話が進まなかったり。結局何が言いたかったのかしら。堆肥を作れということしか残らず。若いころは欧米人の書いた自然科学の本を読めたけれど、最近はレベルが低すぎて欧米の自然科学を受け入れられません。いや、このレベルから話をしないと欧米では受け入れられないのか。物質の循環の話をしたかった本なのだと思います。2022/02/02

磁石

26
自然環境におけるウンコは、他の動物・昆虫・植物その他もろもろにとって贈り物になる。だけど人間社会では、つながりのほとんどが絶たれてしまっているので、そのまま溜まりに溜まる。排泄物あるいは疫病の元凶となってしまっている。なので下水/ヘラクレスの発想、激流を注いで洗い流せばいい。ただ、自然界には上水も下水も存在しない、どこかでやっぱり溜まってる。……やはりNGSすべきなのだろうけど、けど……まだ踏み出せそうにない。2017/11/16

トムトム

24
日本の町中を牛や馬が歩いていた時代は、それらをエサにする糞虫がいたの。おそらく現代の都市部では絶滅しているけれど。その昔、オーストラリアに羊を持っていったら、その糞を分解する生物がいないから地表が糞に覆われ、雑草が生えなくなってしまった。今ならアウトだけれど、ヨーロッパの糞虫を導入して事なきを得たらしいが。キノコやカビの分解者。糞虫など。彼らも重要な存在だと再確認しました。2023/07/25

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