内容説明
重金属を食べるミミズ、5mを超える蟻塚をつくるシロアリ、青と白のダンゴムシ、100℃を超える毒ガスを放つミイデラゴミムシ、発光するトビムシ…土に住む、奇妙な生きものを大紹介。
目次
1 いろいろなミミズ
2 土を耕す生きもの
3 人を困らせるヤスデ
4 外来種の土の生きもの
5 カラフルなワラジムシ、巨大なダンゴムシ
6 危ない土の生きもの
7 空飛ぶトビムシとササラダニ
8 光ったり、音を出したり
9 これだけいる、土のなかの生きもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
22
著者はミミズ博士なのか。ミミズとワラジムシ、ダンゴムシの解説が大きなウェイトを占める。とはいえ、ミミズにこんなに種類と多様な生態があるのかとびっくりする。滋賀県に生息している日本一でかいミミズは見てみたい。種類はもっとたくさん紹介してほしかったし、他の専門家に書いてもらうのも手だと思う。2018/04/04
ビリー
2
タイトル通り、土の中の生物の本。一部プレーリードッグとかもあるけどだいたい虫の話。内容的には面白いんだけど、文章がやや教科書的な感じで少し読むのに疲れた。あと浅くて広い中に、時々ディープだったりして、どんなスタンスで向き合えばいい本なのかやや困惑。アプローチは僕のツボを押さえていただけに、期待しすぎたかもしれない。2013/05/26
黒胡麻
2
ヤスデ、ミミズ、ダンゴムシ等色々な土壌生物についてのエッセイ。軽く読めて楽しいが、もう少し詳しく書いてほしいと思う所が多かった。2012/12/12
かば◎
1
ざっくりとしたくくりでの「土壌生物」についての、いわば「入門本」。エッセイ形式であれこれの生物との遭遇、生態、研究の現状などを紹介。読み易く、私のような素人にも興味深い内容。コブハサミムシの子育て話は知らなかったので衝撃的。ただし本文中では既出の内容がくり返されたり、本文とキャプション間で文章の使い回しが目立ったりする。2015/11/04
KO
1
未研究領域についても多分に書いていただいているので、虫で新発見したい方におススメの図書です。2015/09/01