内容説明
九州・沖縄は、弥生時代から食文化を通じて、世界とつながっていた。食材をいかに食卓に載せるかという「食卓のテクノロジー」の視点から、九州・沖縄の郷土料理、焼酎の来歴、蒸留酒と食の地域的な特色、時代背景、中国・朝鮮半島との交流を浮き彫りにする。
目次
1章 韓国の薬膳(医女チャングムの医術と薬膳;伝統食の基本的特徴 ほか)
2章 食と焼酎のアンサンブル(壱岐の食と麦焼酎;仏教文化大分の焼酎と食 ほか)
3章 食文化の十字路(海藻;麺 ほか)
4章 薩摩焼酎の時代史(自家用酒醸造の禁止;苛税反対の大演説会 ほか)
著者等紹介
豊田謙二[トヨタケンジ]
1948年生まれ。1980年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得後退学。鹿児島国際大学教授、福岡県立大学教授を経て、熊本学園大学社会福祉学部教授・博士。同大学大学院社会福祉学研究科教授を併任。NPO福祉用具ネット理事長、NPO法人ふくおか自然環境保護協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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