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内容説明
ふだんは、30代の普通のサラリーマン+真面目な共産主義者だが、ひとたび漫画を見つけると、漫画評論家に変身。漫画評論の人気サイト『紙屋研究所』所長が、長い長い夜のおともに、あなたとともにコタツで漫画を語り、漫画で、恋愛(とエッチ)、結婚(とセックス)、学校(ざけんな)、実家(の困った親たち)、政治(革命やれよW)を語る快楽をわかちあう。
目次
1章 オタク―永遠に終わらない夏休み
2章 恋愛とセックス―ぼくの脳の8割くらいを占める関心事
3章 仕事―働くとは面白いことかつらいことか
4章 結婚・子育て―生活と家族が生成する
5章 実家・学校時代―自分の根拠をみつめる
6章 戦争と政治―無関心といわれても
著者等紹介
紙屋高雪[カミヤコウセツ]
1970年、愛知県生まれ。京都大学法学部卒。漫画評論サイト『紙屋研究所』を主宰。「ザ・スニーカー」「しんぶん赤旗」で漫画評を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
★SputniK☆
2
前書きにもあるが、漫画の感想、レビュー的評論というよりは、漫画を題材にして、作者の恋愛、仕事、などの思想を表現している感じ。オタクコミュニストと言うだけに、主張は中道ではく、やや偏りがちで、独自の一貫性がある。漫画という取っつき易い間口を、深い洞察力で広げて、社会問題と巧みに編みあわせ展開する様子は読みごたえがある。2010/05/16
noplans
2
頭でっかちという印象。「ぼくら」という書き方をする文章はどうも信用できない。2008/01/01
totssan
1
超絶まじめにコミックを紹介する本だった。おちゃらけイメージと思いきや大きく違った。関連するかどうかも不明な新書の書評もあり、予想を大きく超える論考集と捉えられた。マンガにすることでイメージを固定することになり、特に専門技術の伝達には向かない、良くないとする意見があるが、そんなことはないような気がしてきた。絵という強烈なインパクトを与えるメディアを読む人自身が咀嚼することにも理解を進める効果があるはずなので、ややこしい数式や専門用語を多用してもコミック専門書の意義は大きいと、なぜか本書を読んで考えた。2024/11/30
たけのこ
1
レビュー本ですね。面白かったです。テレビ番組や新書のレビューもありますが基本はマンガのレビューです。田中泰延さんのレビューなんかを見てても思いますけど、レビューはやっぱり自由であればあるほど面白いんだなぁと。感想なんて個人のものですから。2023/04/30
bookish
0
漫画評論というより、それをきっかけに恋愛、働く論を深く掘り起こしている。私、ここまで深くは難しいと思う。http://www.ruruten.comブログもあり2010/12/03