内容説明
黄砂をはじめとする風で運ばれる土―風成塵とはどのようなものか。芭蕉と黄砂など歴史にまつわる話から、エジプト、イスラエル、中国、韓国など世界の風成塵、日本の風成塵と黄土、気候変動との関係、風成塵による災害・恩恵まで、知られていない世界の黄砂・風成塵を概観する。
目次
第1章 風で運ばれる黄砂・風成塵
第2章 砂嵐と黄砂・風成塵
第3章 黄砂・風成塵の性質
第4章 海をわたる風成塵
第5章 レス・黄土
第6章 世界のレス・黄土
第7章 日本各地のレス
第8章 気候変動とレス・風成塵
第9章 風成塵・レスの恩恵と災害
著者等紹介
成瀬敏郎[ナルセトシロウ]
1942年生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。広島大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士。広島大学文学部助手を経て、兵庫教育大学学校教育学部助教授、同大学院教授。専門は、第四紀の風成塵の研究を中心とした自然地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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