内容説明
栃木県をフィールドに、蝶とかかわり続けてきた医師が聴いた蝶の妖精のつぶやきとは。日本列島の自然と人間とのかかわり方の歪みを宇都宮という定点から、リリシズムあふれる文体と深い科学的洞察で逆照射する。こころに染みとおる、秀作ネイチャーライティング。
目次
1 春の女神達
2 すみれの花咲く頃
3 蝶の卵
4 蝶は減っているか
5 蝶になれなかったものたち
6 白い蝶のメッセージ
7 蝶と精霊
8 蝶から聞いた話
著者等紹介
師尾武[モロオタケシ]
1926年東京に生まれる。1949年千葉医科大学(現千葉大学医学部)卒業。千葉大学医学部内科研究生、助手、講師を経て、1962年厚生連上都賀病院内科医長。1967年宇都宮市にて内科医院開業。日本鱗翅学会、日本蝶類学会、日本昆虫協会各会員、昆虫愛好会幹事
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