内容説明
北海道自然保護協会の、さまざまな分野に活動している人々の共同執筆により、自然のなりたちと北海道の歴史および風土の問題点が洗い出されており、これからの自然保護のあり方を考えさせる本。本書の姉妹書。巻末に自然保護団体一覧を付す。
目次
1 開発と自然保護(北海道開発と自然保護;巨大開発の行方―苫東の場合;「千歳川放水路」は水害防止に役立つのか;「幌延問題」を考える;日高山脈に道路はいらない;自然の賢明な利用のために)
2 観光と自然保護(二つのお花畑―川湯・硫黄山と小清水原生花園;「神々の遊ぶ庭」は、いま―大雪縦貫道路と住民運動;増大するスキー場の問題)
3 森林と自然保護(森林の役割―そこになぜ森林があるのか;北海道における野生動物の盛衰;知床の森を守る;荒廃する私有林)