内容説明
本書は、税務のプロフェッショナルを目指す人のために、重要な税務判例を分かりやすく、ポイントをつかめるように解説したものです。税法の基本を解説するとともに、たくさんの税務判例の中から特に重要と思われるものや、興味深く実務に役立つものを取り上げています。取り上げた判例の冒頭では、税務のプロを目指す人が、その判例から必ず理解し身につけておくべき点を指摘しています。判例の紹介では、理解のしやすさを最優先し、事例や裁判所の判断をできる限り単純化しました。若手の公認会計士や税理士、税務事件を担当する弁護士、法務や財務を取り扱う企業法務担当者や金融機関関係者にとって役立つ内容となっています。また、複雑な事例を分かりやすく解説しましたので、税に関心のあるビジネスマンや経営者、税法を学んでいる皆様に大いに参考にして頂ける内容です。
目次
第1章 判例の学び方、役立て方
第2章 税法の基本的な考え方
第3章 所得税
第4章 法人税
第5章 相続税・消費税・地方税・国際課税
第6章 租税の手続
著者等紹介
中村和洋[ナカムラカズヒロ]
大阪弁護士会、弁護士法人中村和洋法律事務所代表。平成6年、関西大学法学部卒業、同年司法試験合格。平成9年、検事任官。東京地方検察庁、大阪地方検察庁、奈良地方検察庁、神戸地方検察庁、大阪法務局訟務部等を経て、平成19年3月検事退官。同年6月、弁護士登録。平成24年9月、中村和洋法律事務所設立(平成25年12月より弁護士法人)。福知山市職員不祥事外部検討委員会委員長(平成20年)、大津市職員不祥事防止対策検討委員会委員長(平成25年~26年)、姫路市職員不祥事調査・再発防止専門委員(平成28年~平成29年)。所属委員会等:大阪弁護士会民事介入暴力及び弁護士業務妨害対策委員会、租税訴訟学会、日本税法学会
荒木誠[アラキマコト]
大阪弁護士会、弁護士法人中村和洋法律事務所所属。平成24年、立命館大学法学部卒業。平成26年、立命館大学法科大学院卒業、同年、司法試験合格。平成28年1月、弁護士登録。所属委員会等:大阪弁護士会行政問題委員会、租税訴訟学会
高田脩平[タカダシュウヘイ]
大阪弁護士会、弁護士法人中村和洋法律事務所所属。平成19年、立命館大学法学部卒業、同年大阪国税局採用。管内税務署の法人課税部門に配属され、国税調査官として税務調査事務に従事。平成23年3月、退職。同年4月、大阪大学大学院高等司法研究科入学、平成26年9月、修了。平成27年、司法試験合格。平成29年1月、弁護士登録。所属委員会等:大阪弁護士会消費者保護委員会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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