内容説明
「モバイルバリュー」という言葉は、簡単に言えば、電子マネー(Edy、Suicaなど)、企業ポイント(マイレージなど)、仮想通貨(オンラインゲームの通貨など)を総まとめにした交換価値のことを表しています。この新しい交換価値は私たちの生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか。急速に進歩を遂げ、すでに私たちの生活から切り離せない存在となったモバイルバリューについて、そのしくみと未来を経済・技術・法律・社会の観点から明らかにしていきます。
目次
第1部 経済と制度から見たモバイルバリュー(モバイルバリューをめぐる法制度の現状と今後の課題;スイッチングコストの経済分析;マイレージのスイッチングコスト分析:実証編;交換提携におけるプラットフォームの社会的信頼性)
第2部 ビジネスから見たモバイルバリュー(仮想通貨の意義 通貨システムの複合性;モバイルバリューの交換実務と消費者の保有状況;市場調査で捉えるモバイルバリューの姿;モバイルバリューユーザーの利用動向;モバイルバリューを評価する指標;欧州におけるモバイルバリューの事例研究)
第3部 モバイルバリューの未来像(モバイルバリューの未来像を語る)
著者等紹介
杉浦宣彦[スギウラノブヒコ]
中央大学大学院戦略経営研究科教授。中央大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。香港上海銀行、金融庁金融研究研修センター研究官、JPモルガン証券シニアリーガルアドバイザーを経て、現職
遊橋裕泰[ユウハシヒロヤス]
NTTドコモモバイル社会研究所主任研究員/早稲田大学社会システム工学研究所客員研究員。社会ネットワーク理論にもとづいたコラボレーション創発の研究や、『ケータイ社会白書2011』の編集に取り組む
宮脇啓透[ミヤワキヒロユキ]
(株)日本総合研究所総合研究部門主任研究員/麗澤大学非常勤講師(情報技術分野教科担当)ICT、コンテンツ、産学連携、教育分野の調査研究およびコンサルティング業務に従事。定量的な事業性評価や技術評価などを専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 心臓の救急治療 第3版