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内容説明
本書は、5人の弁護士、弁理士による種苗法・植物特許侵害訴訟について解説したものである。種苗法と知的財産権との権利保護の比較、植物新品種の権利取得手続き、権利侵害が発覚してから訴訟に到るまでの実務や注意点など、実際に実務に携わっている筆者ならではの解説・論考が展開されている。現在の種苗法・植物特許に関する訴訟判例や研究者の少ない中で、本書籍は特許実務者、種苗関連・流通業者、育成者にとって積極的な意識改革を促すものとなるであろう。
目次
第1章 植物と知的財産権(知的財産権制度の概要;植物新品種の保護制度の概要 ほか)
第2章 植物新品種の種苗法による保護(植物新品種に関する権利取得手続;植物新品種に関する権利の内容―育成者権 ほか)
第3章 植物新品種の特許法による保護(植物新品種に関する権利取得手続;植物新品種に関する権利の内容―特許権 ほか)
第4章 制度の現状と改革の方向性―権利行使の観点より(植物新品種の品種登録制度の問題点;水際措置の整備拡充とその問題点 ほか)
著者等紹介
村林隆一[ムラバヤシリュウイチ]
関西法律特許事務所。弁護士・弁理士。1953年関西大学法学部法律学科卒業。1955年弁護士登録。1969年弁理士登録。1983年~87年特許庁工業所有権審議会委員。1987年日本弁護士連合会無体財産権制度委員会委員長
松本好史[マツモトヨシフミ]
弁護士法人三宅法律事務所。弁護士・弁理士。1983年東京大学法学部卒業。1989年弁護士登録。1996年弁理士登録
伊原友己[イハラトモキ]
三木・伊原法律特許事務所(京都)。弁護士・弁理士。1984年京都産業大学法学部卒業。1990年弁護士登録(京都弁護士会)。1990年~2000年京都産業大学法学部講師。1991年弁理士登録。2002年立命館大学大学院法学部研究科講師(知的財産法)。2003年龍谷大学法学部客員教授(知的財産法)。2004年関西大学法学部講師(知的財産法)
平野和宏[ヒラノカズヒロ]
平野和宏法律特許事務所。弁護士・弁理士。1985年同志社大学法学部法律学科卒業。1991年弁護士登録。1993年弁理士登録。2002年羽衣国際大学客員教授(知的所有権論)。2004年同志社女子大学嘱託講師(知的財産権法)
中野睦子[ナカノムツコ]
三枝国際特許事務所。弁理士。九州大学薬学部薬学科卒業。九州大学薬学部修士課程修了。1996年弁理士登録。1999年~2003年日本弁理士会バイオ委員会委員(2002年同副委員長)
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