内容説明
本書は、クルマ社会のIT革命とも呼ぶべきITSについて、主としてその産業面・経済面で期待される成果を分析し、それがどのような条件を満たせば社会経済の発展に資するかを検討するものである。
目次
第1部 ITS産業の将来展望(ITS産業を取巻く環境;ITS主要サービスの産業動向;今後期待される新たなITSサービスと産業;ITS産業の将来展望)
第2部 ETCと道路課金制度の経済的・社会的検討(自動料金収受システムと道路課金制度の基本的課題;混雑賦課金の望ましい水準と試算例;自動料金収受システムと道路課金制度の現実的諸課題―市民の受容可能性;諸外国における自動料金収受システムの導入・検討事例)
著者等紹介
中条潮[チュウジョウウシオ]
1950年京都市生まれ。慶応義塾大学商学部教授。ITS関係のみならず、幅広く公共料金、交通問題等を中心に、社会・経済問題を経済学の視点から研究。東洋経済『エコノミックス』編集委員。新規航空会社「スカイマーク」の設立にも参加した行動する経済学者。経済産業省、財務省、国土交通省関係の審議会・研究会委員も務める
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