内容説明
娘・妻・母…女としての人生で出会ったこだわりの一字にひかれて学んだ、大学生活4年間の成果が結実!女ゆえに貶められてきた文化のなかから、女偏漢字をとりあげ、その生成・変遷の歴史的・社会的背景が生みだした性差について探究―21世紀の女と男の性差を等しく価値あるものにしたいと希う研究の書。
目次
ゲスト講師をつとめる。テーマ「漢字に見る性差別」
漢字というもの
女の一生を漢字に見る
女と男の原拠
“嫐”“嬲”の位置するところ
私の仮説
「つれあい」と訓む漢字
漢字と儒教と女性
樋口清之先生説
女性と仏教
「青鞜」にかかわった女性から
国語辞典と女性観
講義のまとめ
学生たちのコメント
コメント対応としての補足
心に残る先生、お世話になった先生
短歌雑詠―歌集「はじめの手紙」以後
著者等紹介
寺田明子[テラダアキコ]
1934年、東京生まれ。都立駒場高校卒。結婚後夫と共に信州でロッジを、後、自身で日本橋と初台で喫茶店を14年間営業。1998年、国学院大学卒業。現在は、区立保育園パート勤務のかたわら、ボランティア活動、和服リフォーム洋裁のグループ指導・創作発表等の活動を続けている。二女の母
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