内容説明
1994年冬に発覚した「愛犬家連続殺人事件」は、1998年(平成十年)3月20日土曜日、大阪地裁において、上田被告に、求刑通り『死刑』の判決が言い渡された。本書はこの第一審の判決を区切りとして、1992年(平成四年)に被害者の一人である耕がいなくなった時のことから、事件が発覚し、「まちがいであってほしい」という願いもむなしく決定的な宣告を受けた日々のこと、その時々の裁判の様子や感想など、母親である著者自身が記録しておいたものをまとめたものである。
目次
失踪
事件
報道
現実
犯人
裁判