内容説明
圧倒的な自然の恵みと脅威、揺るがぬ信念と無償の愛、生きること、そして死とは？時空を超え、世界中の人々に深い感動をあたえてきた英国ヴィクトリア朝の偉大な詩人、テニスンの名作『イノック・アーデン』の鮮烈なメッセージが、岐路に立つ日本人の心をまっすぐに貫く。美しい音の響きもそのままに。
著者等紹介
テニスン，アルフレッド・ロード［テニスン，アルフレッドロード］［Ｔｅｎｎｙｓｏｎ，Ａｌｆｒｅｄ Ｌｏｒｄ］
１８０９‐１８９２。英国ヴィクトリア朝時代の代表的詩人。美しい田園地帯、リンカンシャー州ソマズビーに生まれる。１０代の頃から詩を書きはじめ、１７歳で最初の詩集を出版。１８２７年、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学。１８２９年、詩「ティンバックトウー」で総長最優秀賞を獲得。１８３３年、親友アーサー・ハラムが急死。以後、１７年の歳月をかけ、１８５０年、ハラムに捧げる詩集『イン・メモリアム』を完成、ヴィクトリア女王夫妻をはじめ批評家たちに絶賛される。また同年、ワーズワースの後継者として「英国桂冠詩人」に任命されるなど、テニスンの活動は絶頂期を迎える。みずみずしい旺盛な創作意欲は、８３年の生涯、衰えることなく、今なお世界中の人々に広く読み継がれている多くの名作を世に遺す
道下匡子［ミチシタキョウコ］
作家、翻訳家。１９４２年樺太（現サハリン）生まれ。１９６０年ＡＦＳ交換留学生として、札幌北高からウィスコンシン州の高校に留学。１９６７年ウィスコンシン大学ジャーナリズム科卒業。１９６７‐６９年ニューヨーク国連本部勤務。１９７０‐１９９７年東京アメリカン・センターの文化担当として、フィルム、美術、音楽、文学から社会問題まで、現代アメリカ文化の現状を日本に紹介するなど、日米間の文化交流に力をそそぐ。著書に『ブルー・アワー』（三一書房）、『ダスビダーニャ、わが樺太』（ノンフィクション文学賞蓮如賞優秀作、河出書房新社）他（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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