内容説明
情緒障害児学級、在宅障害児への訪問指導などとかく世に正しく理解されることの少ない教育の一面―。さまざまな事情をかかえた生徒たちひとりひとりの態様を〈尊厳なる存在〉として、長年その現場にあった教師が随想的に紹介する。
目次
第1章 柘榴熟るる樹の下に(「先生、ぼく変な外人なの」;二人目のアメリカ人;かそけき光なれども;「ありがとうございました」)
第2章 折々の記(娘の結婚;軒の栗;風雪の顔;ふるさとの言葉;「定年退職」について想うこと;贈る言葉;ワードプセッサーについて;生きづくり;死と葬い)
第3章 集飛―35年ぶりの同窓会