内容説明
昭和20年6月9日、愛知時計船方工場を襲った「熱田空襲」。学徒勤労動員さなかの被災を生き延びた中京高女OGの貴重な証言を集めて、戦争の悲惨な現実を伝える本書。今を戦前にしないために、私たちができることは何なのかを問う。
目次
第1部 子どもや若者はどのように戦争に巻き込まれていったか(学徒勤労動員として女子生徒たちを取り囲んでいくこと;愛知時計船方工場と中京高等女学校;少女たちの学徒勤労動員)
第2部 今を戦前としないために(昭和二十年六月九日、熱田空襲の手記を読んで;先輩から後輩へ―学徒勤労動員を語る公開講座)
特別寄稿 若者たちの犠牲から何を学ぶのか
著者等紹介
越智久美子[オチクミコ]
旧姓・平野。1976年生まれ。中京女子大学卒業後、名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程満期退学。2005年から中京女子大学伊達コミュニケーション研究所研究員(現剤に至る。2010年より中京女子大学は至学館大学に校名変更)。2014年から至学館大学健康科学部健康スポーツ科学科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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