内容説明
フォークボールの神様、杉下茂が語る野球史の光と影。そして、努力の神様だった選手たちの戦いの記録。
目次
第1部 野球生活80年球界のとっておき話(知られざる選手の愉快な実生活―ノーパンで登板、ラーメン禁止令、お笑いスカウト…!?;常識外れ!?真剣すぎる選手たち―地獄の腹筋、デッドボールにぶつかる練習、カツカレーを発明…!?;栄光の裏に人一倍の努力。竜の歴代新人王―野球エリート谷沢健一、甘いマスクの藤波・田尾、天才・立浪…)
第2部 そうだったのか!内側から見た野球の歴史(収容所のベースボール―1945年・中国。わたしが体験した;歴史に埋もれた幻のメジャーデビュー―メジャーデビュー第1号は杉下茂だった!?;オールスターゲームの始まり―プロ野球人気を加速させたセとパの真剣勝負!;プロとアマはなぜ断絶したのか?―プロアマの確執とドラフトの始まり)
第3部 神様たちの戦う舞台(思い出の中日球場物語―数々の名勝負、プロ野球史上最悪の事故、ミスタードラゴンズ引退試合…;わたしが見てきた球場たち―米軍の娯楽施設だった神宮、急傾斜すぎる大阪球場、占領下の沖縄での試合…;監督はつらいよ。苦労する首脳陣―新人使いの難しさ、途中解任、負け試合のバスでカーテンを…;「伸びる」「三段階に落ちる」変化球をマスターするには…?―フォークボールの神様)
著者等紹介
杉下茂[スギシタシゲル]
1925(大正14)年9月17日、東京都生まれ。帝京商(現帝京大高)‐ヂーゼル自動車(現いすゞ自動車)―明大専門部を経て、1949年に名古屋(現中日)入り。1951年には28勝13敗で最多勝と沢村賞を獲得。中日が球団初のリーグ優勝と日本一に輝いた1954年には32勝12敗、防御率1.39で最多勝、防御率1位、沢村賞を獲得し、MVPに輝いた。日本で初めてフォークボールを投げたことから「フォークの神様」と呼ばれる。通算525試合で215勝123敗、防御率2.23の成績。引退後は阪神、中日で監督を務めるなど、指導者としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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siomin
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