内容説明
明治初頭、尾張藩の版籍奉還により下級藩士は職を失い、商人の時代が訪れた。日本政府は富国強兵を推進、日清・日露戦争が勃発する。激動のさなか、繊維業・材木業・呉服業・製造業などから頭角を現し、名古屋産業界の礎を築き上げた名古屋商人。
目次
第1部 明治前期―明治元年~明治26年(1868~1893)(明治元年 竜馬暗殺。『坂の上の雲』の主人公と豊田佐吉が相次いで誕生;明治2年 版籍奉還。名古屋商人には3つのルーツがある ほか)
第2部 日清・日露戦争時代―明治27年~明治38年(1894~1905)(明治27年 日清戦争勃発。豊田佐吉、名古屋で創業。豊田喜一郎、松下幸之助が誕生;明治28年 日清戦争勝利。紡績・紡織工業が発展 ほか)
第3部 明治後期―明治39年~明治45年(1906~1912)(明治39年 戦後の好景気、株式ブームへ。名古屋瓦斯、名古屋電力が設立;明治40年 株価暴落。名古屋銀行が取付騒ぎに遭う。名古屋港が開港 ほか)
第4部 「旧町名」を語りながら名古屋の歴史を楽しむ(碁盤割と呼ばれた名古屋の街並み;興味深い旧町名その1 長者町 ほか)
著者等紹介
北見昌朗[キタミマサオ]
社会保険労務士業に励むかたわらで、名古屋の旧町名の復活運動に尽力。名古屋市出身。昭和34年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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