新人物文庫
宮部みゆきの江戸怪談散歩

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784806148500
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0193

出版社内容情報

宮部みゆき責任編集!宮部みゆきの「怪談」作品に出てくるあの街道、あのお店はどこにあったの?宮部怪談の舞台をぶらり散策や、北村薫氏とのスペシャル対談、宮部みゆき推薦の怪談短編紹介など、宮部ファンや怪談好きにはたまらない一冊!

内容説明

人の業がなせる、恐ろしくも切ない怪談話の語り部・宮部みゆき。稀代のストーリーテラーが織りなす物語には、どんな思いがあったのか。『泣き童子』が話題の「三島屋変調百物語」シリーズをはじめ、物語の舞台を歩きながらその魅力を探る異色の怪談散策!さらに怪異の世界を縦横に語りつくす北村薫氏との特別対談に加え、“今だから読んでほしい”小説4編を厳選。ファン必携!著者責任編集「宮部怪談」公式読本。

目次

江戸怪談散歩のはじめに
三島屋変調百物語の舞台を歩く
宮部怪談の舞台を歩く
本所深川七不思議を歩く
スペシャル対談 北村薫×宮部みゆき―やっぱり怪談が好き!
宮部みゆきの怪談を味わう
宮部みゆき推薦!私の好きなこの話

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京生まれ。87年短編「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。92年『龍は眠る』で第45回日本推理作家協会賞、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で第6回山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で第18回日本SF大賞、99年『理由』で第120回直木三十五賞、2001年『模倣犯』で第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年『名もなき毒』で第41回吉川英治文学賞、08年英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

176
偶々読書メーターの読友さんの1人が感想を挙げているのを見て本書の存在を知った次第。いやあ、やはり読書の友は作るべきである。宮部氏の時代怪談物の舞台となった地を練り歩き、それぞれの舞台となった史跡や寺社・仏閣が紹介されている。現代の東京の地図のみならず、江戸の古地図まで配された充実ぶり。50ページに亘る北村薫氏との怪談談義は本書のメイン。非常に濃い内容で、興味深く読んだ。ホラーと怪談の違いについて存分に語られている。本書を片手に「ブラタモリ」よろしく、宮部氏の描く江戸ワールドを歩く、こんな乙なものはない。2018/07/30

KAZOO

127
宮部さんのシリーズの一つの三島屋に関連する場所やほかの怪談シリーズについての場所を歩いたりするところなどカラー版の箇所が楽しめます。また北村薫さんとの対談でもお二人の掛け合いがいいですね。宮部さんの短編が二つと宮部さんが選んだ掌編がやはり2編収められています。お得な本だと思います。2018/05/18

ぶち

119
時代物小説を読む楽しみの一つに登場してくる地名や通り、名所などを現代の地図にあてはめていろいろと想像したり、実際に歩いてみたりすることがあります。例えば、澪が毎日通う明神下から俎板橋までの道筋を実際に辿ってみたりすると、距離感や通勤の大変さが実感できたりして、より一層小説が楽しめます。この本は『三島屋変調百物語シリーズ』のそういった楽しみ方の良きガイドブックです。でも、いろんなことを盛り込み過ぎで、かえってもの足りません。しゃばけシリーズの『しゃばけ読本』のような『三島屋百物語読本』が欲しいと思いました。2018/05/05

nico🐬波待ち中

115
子供の頃から怪談好きだった、という宮部みゆきさん。そんな宮部さん作の怪談話の舞台を散策したり、北村薫先生とのスペシャル対談で盛り上がったり、宮部さん作の怪談2話と宮部さん推薦の怪談2話収録と盛りだくさんの怪談読本。『三島屋シリーズ』の裏話も読めてすごく得した気分。一番楽しいのは、やはり北村先生との対談。『三島屋シリーズ』製作のきっかけ、という北村先生の『語り女たち』はいつか読みたい。収録作品の中の一作、宮部さんの『だるま猫』。久しぶりに読んだけれど、この仄暗さ、背筋がぞわっとする感じ…やっぱり好き。2020/10/12

kishikan

89
学生時代は浅草でバイトをやったり、十数年深川辺りに住んでいたこともあり、江戸の町にはひとかたならぬ興味を持っています。古地図と現代地図を見比べながらのまち歩き、食い歩き、東京にお住まいでない方には申し訳ないのですが、時代物小説が好きな人にはたまらない、副産物を味わっています。そうした中でのこの「怪談散歩」。「三島屋シリーズ」の舞台裏をはじめ、北村薫さんとの対談や宮部さんご推薦のお話など、数珠の宮部怪談への道案内。特に福澤徹三さんの「怪の再生」には参った。なにはともあれ、宮部怪談ファンには必読の本。2015/03/30

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