出版社内容情報
仕事・遊びに生きる「胆」「勘」「情」の処世術とは―。池波正太郎の数々の作品の中で具体的に描写されている「男への教訓」を抽出し紹介する一冊。
内容説明
『鬼平犯科帳』『剣客商売』などの池波正太郎作品には、日々仕事に励む男たちへの教訓となる描写が数多く見られる。そこで本書では、代表的池波作品に描かれている“男たちへの教訓”を著者独自の視点で抽出し、読者に提示・解説している。かつて一編集者として池波に相対し、直々に薫陶を受けた著者が綴った「男のための教科書」。
目次
1 リーダーの心得
2 人間の見抜き方
3 失敗しない大人の仕事術
4 若者の鍛え方
5 人間として男としての魅力の磨き方
6 女性・友人との付き合い方
7 尊敬される年の取り方
8 人生をどう考えるか
著者等紹介
柳下要司郎[ヤギシタヨウジロウ]
1941年生まれ。長野県飯田市出身。京都大学文学部卒。光文社勤務を経て、ごま書房創立に参画。大ベストセラーになった多湖輝『頭の体操』、池波正太郎『男の作法』、井深大『幼稚園では遅すぎる』などを編集者・ライターとして手掛ける。現在はフリーのエディター・ライターとして書籍・雑誌などの企画・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シブ吉
27
方向性に迷った時、自然と手を伸ばしている池波正太郎さんの作品。男として、いや、人としてどうありたいかを作品を通して学ぶたび、背筋を伸ばして生きなければと痛感させられる。本書は、池波さんの作品を編集した筆者が、代表的な池波作品の中から「名場面・名ゼリフ」を抜粋、選び抜かれた98の場面の数々に「男の生き方」が凝縮。ある一定の年齢を過ぎてしまうと叱られることも減り、自然と自分に甘い生き方をしがちになりますが、そんな自分に池波作品は「叱咤激励」してくれる大事な作品であり、本書はそれを思い出させてくれた一冊です。2013/01/13
桂けい
4
秋山小兵衛、鬼平、梅安…池波先生が描くキャラクターは皆、魅力的であるコトを、再確認出来た一冊です。2015/09/13
黒とかげ
0
うーん。さすがに二次元を元に人生論を語るのは無理があった。説得力がなさすぎる。小説はあくまで小説でしかないと思うのだが……。2021/12/18