出版社内容情報
一概に「ストレス」と言っても、人生にプラスに作用する「快ストレス」と、悪循環を生じさせやすい「不快ストレス」の2種類があります。現代人が抱える「不快ストレス」への対処法を、説得力のある語り口でアドバイスします。
内容説明
著者曰く、一概にストレスといっても「快ストレス」と「不快ストレス」の2つがあります。前者は心の負担にならず、人生にプラス作用し、後者は負のスパイラルを生じさせるストレスです。本書には、日々仕事に励む現代人が抱えがちな不快ストレスへの対処法について、著者ならではの説得力あるアドバイスが満載です。
目次
1章 まず「快ストレス」を身につける
2章 「仕事の不安」がストレスを育てる
3章 部下のストレスは「上司しだい」である
4章 ストレスがあっても職場は楽しい
5章 「うつ」になったら仕事のことは忘れよう
6章 なぜ「非まじめな人」ほど仕事ができるのか
著者等紹介
斎藤茂太[サイトウシゲタ]
1916年、東京都生まれ。医学博士、エッセイスト。慶應義塾大学医学部にて精神医学を専攻、精神科医となる。斎藤病院名誉院長。日本精神科病院協会会長、日本旅行作家協会会長などを歴任する。2006年11月20日、心不全のため90歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
143
'モタ'先生こと精神科医として、数多くの著作を残されている斎藤茂太さんの職場ストレスに関する作品です。表紙にイキナリ『日々の仕事は「ほどほどに頑張る」それだけでいい』と書いてあり、そのフレーズだけでも十分に落ち着かせてくれます。自分が日常においてフツーだと思っていた考え方や振る舞いが意外とストレスの要因になっていたんだなぁと気づかせてくれました。もっと自分にいい意味で'ユルく'なってもいいのかもしれません。テキトーな意味ではなく「ま、こんなもんかな」的な生き方や考え方が実はとても大切なことかもしれません。2018/02/01
moco
3
仕事のストレスが爆発しそうな時は敢えて読まず、少し収まってからさらーっと読むのがお勧めな本。モタ先生の言葉はとっても気持ちが楽になります。ストレスとは一生付き合うものだから、生真面目にならずゆるゆるやろーっと。人生仕事がすべてではない。2013/12/18
禅・しんじ
3
精神科医斉藤茂太先生の著書。仕事はストレスと付き合うのが必須なので、知らずに「うつ状態」から「うつ病」に陥る。うつになる前に、或いは「少しおかしいな」「イライラする」「やる気がない」と感情の不調を感じたら読んでおく本。参考になるノウハウが詰まっている。迷った時は面白そうな方を選択。緊張したら「緊張してます」と言うとお互いに気楽。相手の長所を探すと気楽。20のチェック項目は3つ該当なら休日に休む、5つなら要注意、ふむふむ。(感想)仮面でいい顔する私は、休日にはエゴイスト&いい加減な男になりたい(笑)。2012/11/25
むぎ(元ゆいきち)
1
仕事のミスが続き、上司に怒られ自信喪失……そんな時に読みました。ああ、自分って仕事のことばっかり考えていたんだなぁ。仕事だけが人生じゃないのに。そんなことに気付くことができました。少し心が軽くなり、会社に向かう道のりが前ほどキツく感じなくなった気がします。2017/02/26
ヒロアキ
1
初めてのモタさん。8割のまじめと2割のいいかげん。完璧主義は身体を蝕む原因になる。実践してみよう。2015/05/12