内容説明
多発するサイバーテロは“新たな戦争”の号砲か。三菱重工サイバーテロ、衆・参議院サイバー攻撃、暗躍するアノニマス、そして米国サイバー戦争宣言。「見えない戦場」で、いま何が起こっているのか?―。
目次
1 現状を知るためのサイバー事件簿
2 地球を呑み込むサイバー空間
3 サイバー空間に潜む脅威
4 サイバー戦争
5 奪われる日本の未来
6 私たちは何をするべきか?
著者等紹介
西本逸郎[ニシモトイツロウ]
日本を代表する情報セキュリティ専門企業である「株式会社ラック」の最高技術責任者。サイバーセキュリティの第一人者として産官学のコンソーシアム及び研究会などに理事や委員として名を連ね、多数の報道番組に出演。また、情報セキュリティ対策をテーマに、官庁、大学、企業、公益法人、各種ITイベント、セミナーなどでの講演、新聞・雑誌・WEBサイトへの寄稿など、精力的な活動を行っている。福岡県出身。東筑高校卒、熊本大学工学部中退
三好尊信[ミヨシタカノブ]
コピーライター。国内系広告代理店、外資系広告代理店を経て独立。各業界トップブランドのプロジェクトで的確なベネフィットライティングを行う。その中でも特に社会的影響力の強いITソリューションの解説と訴求に注力している。福岡県出身。東筑高校卒、九州工業大学中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひとまろ
3
サイバースペースは既に国家間の戦争にも影響を与えている。 企業と個人、個人と国家、国家と国家。 あらゆるところでつながっているネットワークは もういつ狙われてもおかしくない。 この分野は今後人材が求められるが日本はまだ少数である。2016/01/24
亜済公
2
日本全体としてのネットワークセキュリティへの関心の薄さに注意喚起する内容。ウイルスの仕組みを知るのに、取っ掛かりとしても良い本。2019/07/17
侑珠生
1
マルウェアに簡単に感染してしまう結果、パソコンに裏口が開いてしまいます。 中小企業であっても、辞めた社員が社内情報にアクセスし、情報が洩れ、アイデアが盗まれ経済効果が奪われる事例も紹介されています。 だれもが、ターゲットになってしまい、また、知らない間にDDosなどのサイバー攻撃加担してしまっている可能性がある事実。 知らない間に被害者だけでなく加害者にもなってしまう可能性があると思うと、家に鍵をかけるのと同じようにパソコンもしっかり管理したいと思いました。2016/02/18
mita
0
今ここが、すでにサイバー空間。自衛隊の話より、サイバー空間。若者が戦場に行かなくていい。2015/05/11
小澤 泰裕
0
憲法の制約で日本はサイバー攻撃できない、といふ前提で書かれてゐるが、そんなものは法解釋でいくらでも可能なのでは。憲法の「武力」といふ概念に、「假想空間上での武力」といふ概念が含まれてゐる筈がない。假想空間の歴史は、せいぜい四半世紀にすぎないのだから。 2014/09/05