角川文庫<br> 遠い約束

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角川文庫
遠い約束

  • 著者名:室積光【著者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2019/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041069981

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内容説明

戦争体験者、遺族を実際に訪ね歩くことでわかった、戦中日本の真実の物語。1945年、戦争が彼らの未来を奪った。友情と夢、そして深い後悔の念―。人気舞台が待望の書籍化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

41
今回の自分的第二次室積光ブームの中心本。桜山町の尋常小学校を昭和6年に卒業した5人だけの同級生が、小学校創立50周年の昭和8年4月校庭に集まり、将来の夢を書いた卒業文集を埋める。そして昭和58年、創立百年記念行事にその中の一人である作家だけが式典に参加し、その思い出を語り始める。著者の戦争と青春、若い命の物語は、旧制五高対七高の試合と時代を描いた「記念試合」と双璧をなす物語である。平易で読み易い文体の物語はすぐに読める。が、しっかりと残ってしまう物語だ。2020/10/29

高橋 (犬塚)裕道

7
星4。戦争がくだらなく、友情は大切な絆である。多くの人に読んでほしい話だ。2022/08/31

まいど

3
いつもおちゃらけた作品ばかりを書いている作者とは思えないいい作品。 「永遠のゼロ」の短編のようなストーリーでジンと来ました。 死んだ祖父母は当時決して戦中戦後の話をしようとはしませんでしたがその当時のことは大人になってからそれなりに調べたので学校で習ったこと以上の事は知っています。 短いけれどいい作品。子供達に夏休みの読書感想文選びを聞かれたらお勧めすることにしよう。2020/01/29

zero

3
いつものご都合主義(良い意味の)は鳴りを潜め、現実の厳しさを突きつけられた感がある。主人公が市長にまで登りつめるのはいつものご都合主義だが、涙腺崩壊、オビに偽りがなかった良作である。2020/01/22

みき

2
場面が変わっても、しっかりと情景変化についていける書き方・ストーリー展開だった。 舞台ではどのように表現されるのか気になった。

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