内容説明
阪神淡路大震災の復興、無縁社会の現実…H県県庁職員として、闘ってきた9年間の日々。全国300万人の地方公務員に贈る、悲哀のお仕事コミックエッセイ。
目次
第1章 公務員のほんとうのところ
第2章 公務員のおかしなところ
第3章 わたしの新人研修時代
第4章 芸術文化課と阪神大震災
第5章 公務員と異動・大学事務部時代
第6章 社会の縮図・福祉事務所時代のこと
第7章 公務員の退職、転職の話
著者等紹介
古林海月[フルバヤシカイゲツ]
1969年鹿児島市生まれ。1993年にH県県庁職員になる。2002年何のあてもなく公務員生活にピリオドを打ち、投稿に専念。2003年、生活保護を描いた漫画「夏に降る雪」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こちゃら。
29
舞台となるH県私の居住する県です。著者は県庁にお勤めでした。その時の経験を書かれています。まぁ、公務員にせよ、民間にせよなんにせよ。お給料をもらうってホンマ大変な事。でも、それをわからんと、なんもせんでもお給料もらってる人がいるのも事実。一口に公務員の仕事って言っても、国家も地方も多種多様。あぁでもこの世の中、本当に頑張っている人が報われる社会でいて欲しい。2014/11/16
ゆあん
13
図書館にて。公務員だもんねってよく言うけど、まぁ人や場所それぞれか。ほんとバカにすんなっ!ってくらいラクしてる人や民間じゃ通用せーへんわ!ボケッ!(最近むかつくことがあったので口が悪い)という人もいれば、作者のように大変な部署ももちろんあるよね。公務員が私の身近にもいるけど決してラクしているわけじゃないしね。でもやっぱり親方日の丸でもある…民間だからとか公務員だからとかではなく仕事は大変ということか。納得いかないなと思ったのは生活保護のところでうーん…些細なことではないんじゃない?とは思いました。2014/12/13
みかん@道北民
12
図書館本。頑張っていた公務員の体験談。しかも途中震災も経験されてます。教師の方からお話聞くときがありますが、うん、なかなか大変ですよね。ちょっと田舎の役所の支所とかはすっごい暇すぎてぎゃくに体が辛そうな感じが(笑)落差が激しい感じですね、忙しい人とそうでない人と。そして職務内容によりけりなんですねー。ケースワーカーの時はこの本でかいま見ただけでも大変そう...;2016/04/26
町歩き
8
公務員って、忙しい人が大半なんですね。ごく一部のサボっている人で騒がれるのかな。生活保護ワーカー、これは大変だと思いました。何よりも怖い人たちが多すぎるから。 公務員で心身を壊して辞めた人たち、、、生活保護の対象になるのかな?2017/08/20
Lazy Girl
6
公務員の仕事、多岐にわたりすぎていて収拾がつかなくなっているなぁというのが一番の感想。大学職員から生活保護のケースワーカーってもうそれは全く別の仕事。公務員は楽な仕事ばかりではないことは頭では分かっていましたが、心を病む方も多くいるようで、仕事によってかなりの偏りがあるように感じました。作者だってケースワーカーに配属されなければ退職しなかっただろうに。2018/02/11
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