内容説明
未来技術を切り拓く常識に縛られない異才・奇才たち。黙々と技術に向かい、新しい世界を創りだす「クレイジーエンジニア」。世界に誇る日本の技術者たち15人の発想・技術・考え方・生き方に迫る珠玉のインタビュー集。
目次
39歳でMIT教授。タンジブルで、最先端を切り拓いていく男―石井裕(マサチューセッツ工科大学メディアラボ教授)
小型コンピュータ「ウェアラブル」の開発で未来を変えていく男―塚本昌彦(神戸大学大学院工学研究科電気電子工学専攻教授)
カリスマプログラマ、CGアーティストで世界的評価を受ける男―富田拓朗(コードクリード株式会社代表取締役兼CEO)
オウムの脱・洗脳を手がけ、脳のエキスパートと呼ばれる男―苫米地英人(脳機能学者)
メディア・アーティストとして「ポストペット」を誕生させた男―八谷和彦(メディア・アーティスト)
空気中にリアルな3次元映像を表示する装置をつくった男―内山太郎(工学博士)
「光学迷彩」で透明人間を工学的に実現可能にした男―稲見昌彦(慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)
自分にそっくりのアンドロイドをつくり、「人間とは何か」に挑む男―石黒浩(大阪大学大学院基礎工学研究科教授、ATRフェロー)
医療・介護分野などで活躍、ロボットスーツで未来貢献する男―山海嘉之(筑波大学大学院システム情報工学科教授)
趣味で開発した“二足歩行”のロボットで業界に衝撃を与えた男―高橋智隆(ロボットクリエイター)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーサー2号
7
天才なのか変態なのかわからない技術者が15人収められている。天才物理学者や数学者が幼い頃から才能があり、なおかつ好きで学問を追求したりするのに対しここのエンジニア達はそのような天才的才能がなくとも、ただ好きでやる若さなんて関係ない。それだけで貫き通せることもあるのだよ。と、大変勇気をもらった。あと思ったのがやっぱりSFとかに影響受けてる人多いな〜2014/01/29
ネコタ
6
日本でいろいろな研究をしているエンジニア15人が紹介されている。知っている人は苫米地英人先生と山海嘉之先生くらいだったけど、どの人にも共通するのは自分のやりたいことをやっているというのと他の人と違った考えで研究しているということかな。2015/05/10
Miyagawa Yuki
2
ぶっとんだ技術者15人のインタビューをまとめた本。筑波大学の山海嘉之教授のことも書いてるから読んでみたけど、同じのがnetでも掲載されてた(笑)どの人も開発した製品や技術が突出していて、その点では確かにぶっとんでたけど、生き方や考え方は特にぶっとんではいないというのが感想。好きでやってる人にはこれくらいのことが自然にやれてしまうんだなと、改めて物事を好きでやるということの強みを感じた。どの人も共通して言っていたのが、新しいことに挑戦することの大切さ。人から言われたことしかできなくなる人が多いとのこと2012/08/01
Sho Nakagome
2
同じエンジニアとして共通している点もあれば、同じエンジニアなのにこうまで違うか、というところもある。自分も将来エンジニアを目指す身としていろんなモデルを見ることができて面白かった。2012/06/11
たいそ
2
自分が正しく思い描いたこと、面白いと思うこと、やりたいこと、ほしいもの、好きなこと、をやるというのが大切。まずは、そういうことを見つけないといけないということがわかった。「まず社会における自分の位置づけや影響を認識する」ことからはじめたいと思う。2012/02/18
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- 和書
- 動都 移動し続ける首都