内容説明
塩化ビニル樹脂と半導体シリコンウエハーで世界首位のシェア、そして世界一の利益力の信越化学工業。同社を今日の隆盛に導いた“世界最強の経営者”Mr.金川千尋の経営実行力の実像に、経理・財務担当の常務取締役として仕えた著者が肉迫。
目次
序章 信越化学、世界最強経営者の素顔―なぜ、世界的経営者となっていったのか?
第1章 「フル生産、フル販売」の経営―なぜ、絶不況下でも売り切ることができるのか?
第2章 すべては市況が教えてくれる―なぜ、いち早く市況をつかみ、一歩先を動けるのか?
第3章 身体を張って培われた本物の国際経営力―なぜ、桁はずれに抜群の行動力・危機管理能力を発揮できるのか?
第4章 率先垂範でやってみせる力と温かな心―なぜ、叱りつけられながらも人がついていくのか?
第5章 少数精鋭経営が世界一の雇用力と利益力を生む―なぜ、世界一の少数精鋭集団をつくり上げることができるのか?
第6章 自分を知り、相手を知る―金川流「トップの条件」とは?
第7章 経営の正道を行く―なぜ、最高の世界事業を実行できるのか?
著者等紹介
金児昭[カネコアキラ]
経済・金融・経営評論家、作家、信越化学工業顧問、日本CFO(最高「経理・財務」責任者)協会最高顧問。1936年生まれ。55年東京都立大泉高等学校卒業。61年東京大学農学部農業経済学科卒業。信越化学工業入社。以来38年間、「経理・財務」部門の実務一筋。92~99年常務取締役(経理・財務、法務、資材関係担当)。94~97年公認会計士試験(筆記・口述)試験委員。98~2000年金融監督庁(現金融庁)顧問(専門分野「企業会計」)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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