内容説明
高収益なのに、日本でいちばん、労働時間が短い。しかも、残業はゼロ。ところがなぜか、社員の給料は地域でもトップレベルを誇る―名証2部上場の未来グループは、その収益力と数々のユニーク経営で有名。創業者自らの筆による、摩訶フシギな会社の素顔をここに大公開。
目次
第1章 会社を発展させる“常に考える”工夫
第2章 シェアをとるための戦略を工夫する
第3章 社員のやる気を引き出す“未来式”工夫
第4章 未来流・よい会社をめざすための工夫
第5章 社長しての勇気をもつ工夫
第6章 “こんな時代”にチャンスをつかむ工夫
著者等紹介
山田昭男[ヤマダアキオ]
1931(昭和6)年、上海生まれ。旧制大垣中学卒業後、家業の山田電線製造所に入社。家業の傍ら、演劇に熱中し、劇団「未来座」を主宰。1965(昭和40年)、劇団仲間と未来工業株式会社を設立。代表取締役社長に就任。1991(平成3)年11月、名古屋証券取引所第2部に上場。2000(平成12)年8月、取締役相談役に就任、現在にいたる。岐阜県中小企業家同友会代表理事、同会長、岐阜県電機工業会会長などを歴任。1989(平成元)年、黄綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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isao_key
10
岐阜県大垣市にある電設資材メーカー未来工業創設者である著者の型破りでありながら、社員を幸福にするための経営手法が書かれている。コスト削減のため廊下の電気は消す、社員に会社の携帯電話は持たせない、コピー機は一台だけ、社用車はないなど、ここまでするかと思うが、著者の真意を知れば納得する。社長の仕事はいかに社員の不満を消すかを徹底するかにある。「ホウレンソウ」ほどムダなものはなく、現場が判断して仕事を進めていけばいい。自分の流儀を押し付けず、合っていればやり方が違っていても認める。など考えさせられることが多い。2016/08/01
m
4
電気を消す係りの話はとても納得。誰かがやる、は、誰もやらないから決めよう!と、以前働いていた会社の副社長が言ったのを思い出しました。2014/09/03
星空の挑戦者
4
某大使館勤務者から聞いたのだが、祝日は現地国と母国分の両方あるらしい。さらに夏バカンス付。労働、勤務時間って何だろうと思ったが、この本にも仕事を考えるヒントがある。いかに効率良く生産活動を集中させるか。休みを増やしながら増収増益を実現させた企業。人を大切にすることでヤル気を起こさせる。睡眠8時間労働8時間、休暇を含め残り時間を人間らしく生活させて貰えるのなら労働は自然と全力投球できるはず。とてもシンプルだがここまできたら「とことんやるで」と頑張る姿勢がみられる。経営者視点だが、社員側からはどうなのだろう。2010/10/07
GAKU
2
飛ばし読み、つまらない。2014/04/17
天切り松
2
ユニークな経営です。労働時間は絞って利益を出す。社員の意欲がカギです。意欲を誘い出す仕掛けがイイです。2012/08/27
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- 和書
- サラ金地獄からの脱出法