内容説明
おもちゃのエピソードは“驚き”の連続!ガムはもともと、おもちゃだった!?鉄道玩具が世に出たのはいつ?一世を風靡したブリキのおもちゃ、ヨーヨーは江戸時代にもあった!ほか、全77のエピソードを収録。
目次
第1章 あのおもちゃの真実(歴史に刻まれた“ガンプラ”ブーム;「仮面ライダー変身ベルト」誕生秘話 ほか)
第2章 おもちゃの幕開け(鉄道玩具が世に出たのはいつ?;自動車玩具の歴史 ほか)
第3章 世相とおもちゃ(消しゴムではないのに「キン消し」!?;人気を博した「正チャン」と「のらくろ」 ほか)
第4章 おもちゃ界の技術革新(コンピュータゲーム時代の到来;一世を風靡したブリキのおもちゃ ほか)
第5章 おもちゃの意外なルーツ(メンコは“泥”から生まれた!?;南蛮渡来のおもちゃはなぜ普及したの? ほか)
おもちゃ関連年表
著者等紹介
櫻田純[サクラダジュン]
1959年、東京都生まれ。バンダイコレクションセンター(栃木県壬生町)の所長として、世界各国、約5万点もの玩具模型およびトーマス・エジソンの所蔵品の鑑定・外部企画展のプロデュースなどを行ない、同センター内に「おもちゃのまちバンダイミュージアム」を創設する。現在は他部門に従事するかたわら、週末は玩具模型史や鉄道の研究に余念がない(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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San fairy Ann
5
栃木にあるバンダイのおもちゃミュージアムのひとがおもちゃの歴史・社会的背景について、ひとつのおもちゃにつき2,3ページでさくっと書いたもの 終戦直後にブリキの米軍車がはやったとか、おもちゃの素材の進化とか雑学的になかなかおもしろい話が多いし、なんとなく遊んでたものだけど文化史の中に位置づけられるのはかなり興味深い ところで車のおもちゃに触れながらミニ四駆に一切触れられなかったのは異様な気がしたけどタミヤとなんかもめたのかしら2015/03/11
Seiya Suzuki
3
バンダイミュージアムに所蔵されているおもちゃを中心に、その制作秘話や人気の秘密などのエピソードについて述べられている。 この本を読んで思ったのは、子供は大人のマネをしたがるということ。 女の子は育児や家事の予行演習になるおもちゃで遊ぶ傾向が強いし、男の子は携帯電話のおもちゃで遊んだり車の模型が好き! さらに男の子は、勝負や強さ、かっこよさ、メカニカルな要素も大好き! たとえば昔ながらのベイゴマなどは、負けたら自分のコマを相手に取られるので真剣勝負で盛り上がる!そのかっこよさの進化形がベイブレード!2012/07/20
kanako
2
バンダイコレクションセンターの所長によるおもちゃウンチク話。戦後輸出されたおもちゃに「made in occupied Japan」のロゴがあったこと、子供の身代わりとしての天児、宣教師による幻灯機の利用など、世相に関する部分は特に面白く読めた。歴史との繋がりが見えるとワクワクしますよ。2014/09/10
バードさん
1
バンダイミュージアムに行ったので、振り返りとして読んだ。おもろい。2018/03/22
刷子筆男
1
俗なお宝本ではなくキチっと書けているが、編集方針からか安っぽいタイトル。あと、バンダイ社員が書いてるゆえに、自社ヨイショ、他社は適当、のきらいはある。2011/02/02