出版社内容情報
●経営計画書は1冊の手帳にまとめ、全社員に持たせる。
●「やりたいこと」より「やらないこと」を明確にする。
●バランスシートが読めれば、黒字倒産は防げる。
●年計グラフをつくれば、会社の「異常」がすぐにわかる。
●全社員がすべての職場をまわる「バスウォッチング」
●新人リーダーは「現場百回張」で、職場を見える化する。
●率ではなく、額で見るのが正しい。
●最頻値でみると、市場が見える。
内容説明
9割の社長・幹部は自分の会社のことを何も知らない。お金の流れ、儲かっているかどうか、現場で何が起きているか…会社の動きがトコトンわかる。
目次
第1章 「社長の思い」の見える化
第2章 「お金の流れ」の見える化
第3章 「儲かっているかどうか」の見える化
第4章 「現場の仕事」の見える化
第5章 「情報」の見える化
第6章 「評価」の見える化
著者等紹介
小山昇[コヤマノボル]
1948年山梨県生まれ。株式会社武蔵野代表取締役社長。東京経済大学を卒業後、日本サービスマーチャンダイザー(現在の株式会社武蔵野)に入社。一時期、独立して、自身の会社を経営していたが、1987年に株式会社武蔵野に復帰。1989年より社長に就任して現在に至る。2000年には「日本経営品質賞」を受賞。「経営実践塾」「経営計画書セミナー」「中小企業のIT戦略」など全国で年間120回以上のセミナーも開いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
42
中小企業の社長の多くは、「無手形、無借金経営」を目指そうとする。これは間違いだ。「無手形」は正しい。けれど、「無借金」は基本的にありえない。本当に「無借金経営」が正しいのなら、銀行はすべて潰れてしまう。これだけたくさんの銀行が存在しているのは、「通信簿の成績がいい社長」でさえ、お金を借りているからだ。 銀行は、お金を貸して利子をもらうのが仕事ですから、貸せるものなら貸したいと思っている。だが、見ず知らずの相手に貸すほど甘くない。信頼できる相手を選ぶのだ。 銀行は、過去の成績に基づいて融資をするのが基本。2020/05/20
西郷どん
4
給料やボーナスの違いと金額の決め方がわかりやすかったです。 給料は勤続年数でお客様からもらう。賞与は半年ごとの結果で社長からもらう。 何でも見える化すると不満が少なくなるんですね😃武蔵野の仕組みは分かりやすくて、社員の気持ちを汲み取ってると思いました。2020/04/05
もち
2
徹底した仕組み化と曖昧さの排除、株式会社武蔵野式の管理を行っている会社は経営哲学の浸透度合いが半端ない。サンクスカードや経営計画発表会、経営計画書、会社を見える化することで、従業員の自発的行動に結びつけた事例。いえば簡単、行うことが難しい。でも、企業経営の本質。社長の言動の見える化によって社員が動く組織。勉強になった。2022/09/14
加藤雄志
1
古き良き日本企業の経営手法の話。 この経営手法をどうアップデートしていくのかが、今後の鍵になってくると思われる。2020/03/07
Kentaro
1
ダイジェスト版からの要約 見える化とは、結果だけでなく、結果に至るまでのプロセスが含まれる。なぜプロセスを見せる必要があるのか?それは、プロセスがわからなければ、次の行動を起こせないからだ。いきなり「青」から「赤」に変わるのではなく、その間に「黄色」があります。「黄色」というプロセスがあるからこそ、いち早く次のアクションを起こすことができる。プロセスが見えるからこそ、人は「やらなければならない」気持ちになるのです。部下にトンチンカンな指示を出すことがないよう、まず「現場の仕事」を覚えなければいけません。2018/06/27