内容説明
88歳から紙人形を作り始めて作家となった母。病魔に侵されながらも、ひたむきに作り続ける。そんな母の作品を広めようと、著者はパリでの展覧会を企画する。多くの出会い、そして仲間の支えによって、当日を迎えるが―。一方、著者の娘は中学校時代にいじめを克服した過去を持つ。母と娘、二人の生き様を語ることで、生きる素晴らしさ、いじめの悲しさを子どもたちに伝えたい!そんな「心」を届けるために、著者は今日も小中学校をまわり続けます。
目次
第1章 夢は世界に羽ばたいて(夢と勇気と希望;八十八歳のシンデレラおばあちゃん;海を渡った豆紙人形 ほか)
第2章 人生、遅すぎることはない(追悼展をやろうよ;七十歳からの始まり;パリ日本人学校で ほか)
第3章 「心の宅急便」誕生(今、私ができることしたいこと;歩き出した心の宅急便;幕は開いた ほか)
著者等紹介
ヒロコ・ムトー[ヒロコムトー]
青山学院大学仏文学科卒業後にTBSテレビ制作部にタイム・キーパーとして一年間勤務。その後、いずみたく氏主宰のオールスタッフプロダクションに作詞家として所属、古賀賞入賞曲など多数作詞。1976年より3年間渡米。帰国後、帰国子女問題を世に問う『ミキ、アメリカに帰りたい』(講談社)により執筆活動に入る。その後、子供のための創作ミュージカル『青いガラスとエメラルド』によりミュージカル作家の道を歩む。2001年、猫の世界を描いたエッセイや絵詞集が話題となり『徹子の部屋』に出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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