内容説明
骨身を削り、血を流して、あるときは人生を棒に振ってさえも「芸術とは何か」のテーマに取り組んだ芸術家たちの言葉には底知れる深さがある。本書は、画家でもある片岡鶴太郎氏の監修により、画家や作曲家のほかに彫刻家・俳人・ガラス工芸家・陶芸家・舞踏家・華道家など様々なジャンルの芸術家たちの魂からほとばしる命がけの言葉を古今東西から集めた。
目次
世阿弥(1363~1442)―初心の心得
ダ・ヴィンチ(1452~1519)―自然との論争
ミケランジェロ(1475~1564)―私のできた時
ラファエロ(1483~1520)―観念を利用
レンブラント―(1606~1669)―最も高度な動き
松尾芭蕉(1644~1694)―造化にしたがひて
ゴヤ(1746~1828)―人間の尊厳を守るべき
葛飾北斎(1760~1849)―すべての骨法を会得した
モーツァルト(1765~1791)―オペラを書きたい
ベートーヴェン(1770~1827)―高貴な行動は不幸に耐えうる〔ほか〕