被告人、AI

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被告人、AI

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867498
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

AI介護ロボットが、人に殺意を抱く日

都内で一人暮らしをしていた浅沼啓造が突然死した。心臓にペースメーカーを埋め込んでいた啓造の死因は虚血性心疾患と判断された。だが警視庁捜査一課の犬養は、介護のために導入され、リタと名付けられたロボットN365に注目する。果たして、リタに内蔵された害獣駆除用の超音波と電磁波が、啓造の死亡時間直前に発振されたことが明らかになった。これによりペースメーカーが停止、啓造を死に至らしめた可能性が浮上する。捜査本部は、事件はN365の異常行動によるものとし、製造元〈マッカーシー・エクスペリメント〉社を業務上過失致死傷で立件しようとした。だが上層部が打ち出したのは、リタ本体を殺人容疑で起訴するという前代未聞の方針だった。
この裁判を担当することになった東京地裁の判事補・高遠寺円は、事前に被告人との面談に臨む。最新AIを搭載したリタとの会話に妙な人間臭さを感じ、おののく円。AIは人格を持つのか、ならば人間との違いはどこにあるのか。これは〈ヒトであること〉を再定義する裁判になる――。
AIがヒトに〈殺意〉を抱く可能性はあるのか。AIとの共存共生が現実になるなかで、われわれの未来を問うリーガル・ミステリ。

【編集担当からのおすすめ情報】
「裁判所にAI裁判官が導入されたら」というifをもとに描かれ、即映像化も決定した『有罪、とAIは告げた』続編は、「AIが被告人になったら」というリーガルミステリ。最新AIを搭載したロボットは、人に危害を与えうるのか――対話型AIが、利用者の自殺願望を助長したとして提訴された事実もある今、それは決して絵空事ではないのかもしれません。
そんな裁判に挑む高遠寺円の前に立ちはだかるのは「ロボット三原則」。著者、中山七里さんは、「これはアシモフからの宿題である」と語ります。審理の行方にどうぞご注目ください。


【目次】

内容説明

最新AIを搭載した介護ロボットが、利用者を殺害した罪で起訴された。前代未聞の審理に、新人裁判官・高遠寺円はどう挑むのか。半歩先のリアルを描く、リーガルミステリ。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年生まれ、岐阜県出身。『さよならドビュッシー』にて第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2010年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

143
中山さんAI裁判官の次は、被告人がAI介護ロボットときた。裁判官・高遠寺円に犬養刑事、中山作品馴染みのキャラにニンマリしちゃう。だが、事件そのものはちょっと考えさせられる。この介護ロボット「リタ」実に人間臭くて、寄り添ってしまうのだ。こんな世の中になったら人はお手上げだよなぁと思うけど、先のことは分からないよね。新しい問題や未来の事件も起こるのだろうが、私はもういない・・多分。2026/02/21

はにこ

103
AI化が進む昨今。もはやおとぎ話とは言えない話だった。人を殺してしまったAIが裁判にかけられることに。そこに感情があったのか。リタの様子を見ているとホントに感情があるように思える。これからさらに技術が発展したらそんな世の中がきてしまうかも。もしそうなったら人間とロボットの差って何なんだろうね。犬飼や静おばあちゃんの孫が出てきて胸熱だった。2026/02/05

nyanco

37
中山七里さんのAIシリーズ、前作は裁判官、今回は被告人がAIという設定。介護ロボットを使っていた老人が死亡。死因はペースメーカーの誤作動、ロボットの獣害駆除用の電磁波が原因と思われた。検察側はメーカーへ商品の齟齬としての起訴ではなく、介護ロボット・リタによる殺人としてAIロボットを被告人とした。AIロボット・リタが自分と人との違いは何なの?と問うてきたり、こちらからの質問に迷うシーンがあったりと、哲学的な部分も多かった。 このAIシリーズを通して作者から読者への問い掛けだろうと感じました。→続 2026/02/19

pen 

36
介護用ロボットを利用していた老人の突然死。ロボットの持つ獣害駆除用の電磁波とペースメーカーとの因果関係に理由に殺人容疑で起訴されたロボットの事件を担当する京地裁の高遠寺円。円ちゃん、ますます立派になって。ただただそれが嬉しくて・・・うーん拙いぞ。前作と同じレベルの拙いレビューじゃないか。これこそ思考の停滞化によりAIに居場所を排除される典型的な敗者じゃないか。近未来、人間とAIとの境界線に警鐘を鳴らしながらの中山作品だが、ミステリー要素は控えめ。しかもAIを本当に拘置所に入れなくても(笑)2026/02/17

tan

32
AI介護ロボットが殺人罪として被告人となる。AIは常に学習し進化して感情を持ち、人間宣言をする。実際にすぐそこまで来ているような近未来的内容でぞわっとしながらも興味深く読み進めていった。結果、事件の真相はどうなのか?私が初めから怪しいと思っていた人が思っていた通りの動機だったのでマジで興ざめ。中山さんならきっとすごい大どんでん返しが待っていいると思っていたので残念。ページ数も少なめだし期待以上とは行かなかったですね。2026/02/15

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