内容説明
権力に生きた女、愛欲に生きた女、運命に翻弄された女、男を手玉にとった女、ヨーロッパ王室の女たちといっても、何とさまざまなタイプがあることか。それらの女たちが絢爛たる花々のように、西洋史の中に咲き誇っている。ときには華やかに、ときには毒々しく、ときにはこの世のものとは思われぬほど清楚に。
目次
第1章 思いのままに行動した凄い女たち(クレオパトラ/恋と戦争に生きた古代エジプトの女王;カテリーナ・スフォルツァ/民衆を畏怖させたイタリアの“猛女” ほか)
第2章 数奇な運命に翻弄された薄幸の女たち(ルクレツィア・ボルジア/男たちの野望に振り回されながら健気に生きた女;ベアトリーチェ・チェンチ/父親殺しの罪を一身に背負って死に赴いた女 ほか)
第3章 情炎に身を焦がして生きた美女たち(ビアンカ・カペッロ/激しい恋の果てに死を招いた女;アン・ブーリン/夫である国王によって処刑された悲運の王妃 ほか)
第4章 権力と欲望に溺れ果てた悪女たち(メッサリーナ/昼は皇后、夜は娼婦―二つの顔を持ったローマ后妃;エリザベート・バートリ/無垢な乙女を惨殺する美しき伯爵夫人 ほか)
第5章 男どもを手玉に取った妖艶な女たち(アグリッピナ/息子ネロのために非道をものともしなかった女;モンテスパン侯爵夫人/狡知を駆使してルイ十四世を操った妖婦 ほか)
著者等紹介
桐生操[キリュウミサオ]
パリ大学、リヨン大学でフランス文学・歴史を専攻した。帰国後、執筆活動を開始。歴史の裏面に隠された知られざるエピソードをさまざまな形で紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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