できる人の要約力―あなたの説明はわからない！

本間 正人/浮島 由美子【著】

中経出版（2008/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 224p／高さ 19cm
• 商品コード 9784806131823
• NDC分類 336.04
• Cコード C2034

内容説明

仕事に、コミュニケーションに、「成功のサイクル」を生み出す要約テクニックが満載。

目次

第１章　基本ケースで要約のテクニックを理解する（全体像から説明するテクニック　華麗？なる一族；全体像を要約し分けるテクニック　魅力的な部屋はどちら？　ほか）
第２章　基本の流れと原則を押さえておこう（全体をつかむ；文章の構造がどうなっているかを考える　ほか）
第３章　応用ケースでさらに要約力アップ（抽象度を上げるテクニック　プリンタが壊れたんだよ！；事実と主観を切り分けるテクニック　ラーニング商事議事録　ほか）
第４章　要約力を伸ばすための実践ヒント（要約力をつけるメリットは？；要約が苦手な人の６つのパターン　ほか）

著者等紹介

本間正人［ホンママサト］
ＮＰＯ学習学協会代表理事、帝塚山学院大学客員教授、ＬＣＡ大学院大学客員教授、ＮＰＯ日本コーチ協会理事、ＮＰＯハロードリーム実行委員会理事。東京大学文学部卒業、ミネソタ大学大学院修了（成人教育学博士Ｐｈ．Ｄ．）。ミネソタ州政府貿易局、松下政経塾研究部門責任者などを経て、ＮＨＫ教育テレビ「実践ビジネス英会話」の講師などを歴任。「教育学」を超える「学習学」を提唱し、「研修講師塾」を主宰する

浮島由美子［ウキシマユミコ］
Ｙ’ｓラーニング株式会社代表取締役。学習院女子短期大学卒業。業務アプリケーションサポート業務、ネットワークＯＳのサポート業務を経て、コールセンターやヘルプデスクの構築・運営に携わる。２０００年より、品質管理および人材育成を担当。品質管理、採用、要員教育、教育コース開発、顧客満足度調査の結果分析などを行い、スキルの標準化、可視化に取り組む。０５年５月Ｙ’ｓラーニング株式会社設立、コミュニケーションおよびマネジメント研修を中心に活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[豊平川散歩]

「要約すると…」「要するに…」と言って説明する機会が、普通にたくさんあるが、「結局どういうこと？」「そのまんまでは？」と返される場合が多い。長々と詳しく書いているつもりでも、それを受ける側に伝わらないと意味がない。読めばわかるさでは、時間がもったいない。そう考えると、日常の様々な場面で要約力は必要だと思う。実践トレーニングの中でできそうな日記をつけて、要約力を付けていこう。

2024/02/02

[やくー]

要約力のある人=ピントのズレていない人、かな。文章の本質を無駄なく伝えられるようになりたい。

2012/04/17

[𓆱]

とても勉強になりました。というこの本についてだめな要約をしてしまう自分は「できない人」なのです。価値判断を示す言葉を探すというテクニックは参考になった。

2024/08/12

[The pen is mightier than the sword]

要約力という概念に触れることはないが、私は非常に大事な概念だと思う。これは自分が得た情報が書物などの多量な情報である場合、相手が必要とするものを想定して適切な情報に組み替えて伝える力である。この本では要約する方法を論理的に説明している。すでに習得していることだろうが、このようにまとめられたものを読むと自分が他者に教えるときに有効である。ざっくり言うと、①全体をつかみ、②全体の構造を読み解き、③目的と整合を取り、④抽象化し、⑤最後に仕上げる、について、各段階において具体的な方法を説明している。186

2019/07/28

[めっちー]

要約のテクニックをケース毎に説明し、要約のメリットだけでなくトレーニング法も載っている、実践的な本。読むだけでなく、実践もしなければ意味がない。ビジネス書だが、それ以外でも使える。家系図や地図や絵を説明したり、逆に絵で説明したり、間取り図を相手に描かせたい場合とお客に売りたい場合と、相手によって説明する内容を変えるケースもある。基本は全体を掴む→目的を確認して重要な部分を選ぶ→残す部分を考えて抽象度を上げる→誤解のない形にする、というやり方。文章を上手く書く事ができないので、この本を参考にして練習したい。

2022/02/12