中経の文庫
彩色絵はがき・古地図から眺める東京今昔散歩

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784806131243
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0125

内容説明

彩色絵はがきと現代の写真、江戸切絵図と現代地図が並び、東京の今と昔の違いが一目でわかる本書は、東京の散歩や観光に必ず欲しくなるカラーの一冊。同一視点から撮影された明治・大正の古写真vs現代の都市写真と並べて掲載、そこに写る子細な違いを見つけて楽しみ、東京各地に関連するトリビアや逸話で興味深く地図や写真を見ることができます。

目次

江戸城から皇居へ
モネを魅了した亀戸天神の風景
吉宗が植えさせた墨堤の桜
江戸時代から続く庶民娯楽の中心 浅草
橋の展覧会 隅田川
芸術と文化の中心地 上野
江戸からの学問の中心地 神田川界隈
月見の名所 九段坂
金融・商業の中心地 日本橋界隈
日本最初のレンガ街 銀座
日本初のオフィス街 丸の内
大名屋敷から官庁街へ 霞ヶ関
江戸城の西の守り 赤坂・四谷
徳川家霊廟 芝

著者等紹介

原島広至[ハラシマヒロシ]
昭和41年、東京都生まれ。歴史・サイエンスライター、イラストレーター、エディトリアル・デザイナー、マルチメディア・クリエイター。3DCG作家。明治・大正時代の絵はがきや古写真、古地図(江戸切絵図など)の蒐集家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kinupon

59
明治・大正・昭和の初期の写真や絵ハガキと現在との対比の中でその当時の面影を知ることができます。 川瀬巴水の版画は良いですね。2019/05/19

夜の女王

24
明治期の彩色写真葉書と今の写真を比較。東京の変わりようにただただ驚くばかり!解説は分かり易い。しかも意外な小ネタがあって面白かった。長命寺の桜餅の由来は落ち葉の掃除が面倒だから。秋葉原の地名の由来は鎮火社→秋葉神社→火除け地を秋葉っ原と呼ぶ→秋葉原とか。明治の建築物は呆れるほど辰野金吾設計が多いのにも驚く。建築家が少なかったのだろうか。この本は10年以上前の発行なので、現代の写真もそこそこ古い。東京駅もリニューアル前の姿だったのはご愛嬌。文庫版で写真が小さいのが残念だけど、安く買った古本なので仕方ないか。2019/02/16

ひさか

12
2009年6月5日発行。「彩色絵はがき、古地図から眺める」とタイトルにある通り、絵はがきから紐解いて語られる当時の事情は圧巻。シャーロックホームズばりの推理と資料調査のたまものです。楽しかった。東京今昔散歩という同じ著者のものがあるのでそれも楽しみになりました。2018/12/16

おとん707

11
江戸時代の古地図と現代の地図を左右見開きに配置して江戸の名所を紹介する本は数多くあるが、この本はその基本を踏襲つつ明治時代の絵ハガキの彩色写真を数多く取り上げて、親切にもその写真を撮った所と方角を現代地図に記してさらに同じアングルで撮った現代の写真を比較掲載している。文庫本の限られた紙面で江戸、明治、現代をよくも要領よく纏めたものだと感心する。ガイドブックとしても実用性が高い。2008年刊行なので現代の写真が既に過去になっているのが惜しまれるが2008年の写真と今の景色を比べるのはそう難しくはない。2022/02/27

vinlandmbit

7
古本屋で購入。横浜編ほど馴染みがある場所ではないですが、江戸城=皇居、大名屋敷(=霞が関など)、町人の町(金融・商業の中心地)=日本橋等、隅田川等など、東京の変化を学べる良書です。2018/04/27

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