内容説明
大奥の基礎を築いた春日局。激動の幕末を生きた天璋院篤姫に皇女和宮。基本給1000万円に服飾手当が1600万円の御年寄。側室と御伽坊主に挟まれて夜を過ごした将軍と側室。史実に基づいた本当の大奥。
目次
序章 大奥女中は美人ぞろいだったか
第1章 大奥の歴史
第2章 大奥女中は公務員
第3章 大奥女中の日常と事件
第4章 将軍の妻と御年寄
第5章 大奥女中の恋愛
終章 幕府崩壊と大奥女中
著者等紹介
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。1982年同大学院修了。現在、東京大学史料編纂所教授、文学博士。専門は日本近世史。1992年『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社)で第四十回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつひめ
30
この本を読んでから再度大奥ドラマを見るとより分かりやすく楽しめるような気がした。ドラマの役者名の出ているのでパッと場面や人が思い出せるので歴史が身近になった気がする。ドラマには出てこない大奥の女中たちの年収など知らないことも知ることができた。退職してからも手厚い年金が出たなんて今の時代よりも思いやりある経済だったのかも。他にも大奥ネタを読んでみたいと思う。2023/10/28
まり
5
図書館本。話の中でドラマでは…となっていて、さらに配役付きだったので、さらにわかりやすかった。大奥ってやっぱり想像以上に上下関係とか大変だけど…思った以上に稼げるんだなぁとも思った。あと顔より家柄っていうのにはビックリ。将軍は絶対に顔や見た目で側室を選んでるって思っていた。大奥を舞台にしてまだまだドラマって出来そう。2022/08/05
ず〜みん
1
ドラマの大奥と連動させて書いてあるためか、初心者にはわかりやすい内容だが、目新しい項目がなく残念。 図や長局の割り当て、女中から側室になる仕組みの詳細などわかりやすい。 女中の自殺についてなどもう少し詳しく書いて欲しい。2011/09/22
ベルるるる
0
本当にわかりやすいです。時代小説を読むのが好きなので、こういう知識があると、面白さも倍増。私のような初心者でも、理解できました。2013/08/04
げんさん
0
大奥を豊富なエピソードを中心に解説。分かりやすかった。