中経の文庫<br> 源氏物語が面白いほどわかる本〈下〉

電子版価格
¥628
  • 電子版あり

中経の文庫
源氏物語が面白いほどわかる本〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784806126898
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0191

内容説明

下巻では、光源氏が准太上天皇という最高の地位に達して栄華を極める時代から、最愛の妻である紫の上の死によって幕を閉じる晩年、そして光源氏亡き後の世界をカバーしています。壮大なラブロマンがここに完結。

目次

第3章 光源氏の栄華(玉鬘(巻之二十二)―夕顔の娘・玉鬘登場。源氏が引き取る
初音(巻之二十三)―源氏のハーレム・六条院の正月
胡蝶(巻之二十四)―玉鬘に群がる求婚者たち ほか)
第4章 光源氏の晩年(若菜上(巻之三十四)―源氏と女三宮の結婚。紫の上の苦悩
若菜下(巻之三十五)―女三宮と柏木の密通。柏木病に伏す
柏木(巻之三十六)―女三宮の出産(薫)~出家。柏木の死 ほか)
第5章 光源氏亡き後の世界(匂宮三帖;宇治十帖)

著者等紹介

出口汪[デグチヒロシ]
大予言者出口王仁三郎の曾孫として生まれ、幼い頃から父親の仕事の関係で全国を転々とする。関西学院大学博士課程修了後、代々木ゼミナールを経て、東進ハイスクール講師として、主に衛生予備校で大活躍。東京に教育の最先端を行く理想の環境を作ろうと、SPS(スーパー・プレップ・スクール)を設立。「論理エンジン」という画期的な教育システムを作りあげ、全国の中学、高等学校で実施している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

90
下巻は『玉鬘(卷之二十二)』~『幻(卷之四十一)』と、『匂宮三帖』『宇治十帖』について解説。〝源氏”が准太政天皇という最高位の最盛期から寂しく独り出家する悲喜交々の愛憎劇が面白い。ケチのつき始めは〝女三宮”を正室に迎えたこと。これで〝紫の上”の気持ちが少しずつ源氏から離れて往き、更に女三宮が、本人の意図しないながらも〝柏木”と不倫。彼の子を身籠ってしまった。生まれた子は『匂宮三帖』『宇治十帖』で活躍する”薫”である。つまり源氏と〝藤壺の宮”との不義密通と同じ図式が出来てしまう。正に因果応報というべきか。2016/05/16

しずかな午後

4
これで一通り『源氏』の話の流れを知ることができたのが、まずは嬉しい。『源氏』も後半になると、光源氏が中年になるので、その行動に老獪さが出て来るし、女性に言い寄るシーンにも何だか嫌らしさを感じる。話としても「須磨流し」のような劇的なシーンが無い代わり、じめじめとした息苦しさがずっと続くような感じがある。そんな中、放たれた蛍の光で、玉鬘の姿がふわっと浮かび上がるシーンの美しさなどは、一服の清涼剤のようだ。まあ、全体を読んでみると、前半の方が華やかで面白かった。2022/02/27

momo

2
登場人物が多くて、しかも因果関係が深いのでこの本のような解説ぬきでは、私には面倒くさい源氏物語が楽しく読めました。紫式部は今でいう人気脚本家だったんでしょうね。2012/11/04

つじつま

1
解説だけでなく、1つの小説として今度は読んでみたいと思った。2012/08/26

こんがら童子

1
全体的に源氏の〈よさ〉を十分に伝えたモノだったと思う。ここから本当の源氏へ入れれば…2009/09/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/25525
  • ご注意事項

最近チェックした商品