内容説明
信じるということは、何かに逃げこんだり何かを避けたりするのではなく、真正面から問題解決の道を考えようとすること。現代風にいえば、「おたく」的な生き方ではなく、主体的に、さらには知的に生き方をみつけようとすることなのです。落ち着いた冷静な信仰をもってこそ、物事の「本当」が見えてくる。
目次
第1章 本当の宗教とは何か(宗教はどこから生まれたのか;世界の宗教)
第2章 日本人の宗教観(日本人の心の中と宗教意識;日本人の宗教観の特質)
第3章 信じれば、なぜ救われるのか(信じることの本当の意味;信じると人生が変わる?)
第4章 宗教は現代人を救えるか(現代人の心の中と宗教;宗教教育は必要なのか;政治・経済と宗教の関係)
著者等紹介
加藤智見[カトウチケン]
1943年愛知県生まれ。1966年、早稲田大学第一文学部卒。1973年、早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。図書館情報大学、早稲田大学、東京大学講師などを経て、東京工芸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほのか
3
この本を読んで、今まで全く興味のなかった宗教に興味を持つようになりました。この本は専門用語こそあるが、宗教初心者(?)の私でもさくっと読める作品でした。これから色んな宗教の本に手を出していけたらいいな。2014/06/26
ミカママ
3
いやーためになった。欲を言えば、もう少し世界の新興宗教についてページを割いて欲しかったかな。2011/08/23
JUN
2
宗教の全体像が分かった。仏教の開祖は釈迦、仏陀。四諦や八正道。儒教の開祖が孟子、孔子。イスラム教がマホメット。キリスト教がイエス。イエスはヨハネに洗礼され、ユダに裏切られ磔にされたが3日後に蘇った。ヒンドゥー教はビシュヌ、ブラフマー、シバなどの神がいる。コーランがイスラム。ユダヤ教はモーセの五書やタルムード。キリスト教とユダヤ教は一神教でヤハヴェ(エホバ)、イスラム教はアッラーが神となる。2011/09/06
帝
1
宗教の中で、一番好感が持てそうなのはヒンドゥー教だと思いました2010/08/18
キコ
1
教養として学んだ。様々な価値観があるんだなという感じ。 備忘録)『宗教において、経済的所有物はいったん否定される。金に執着しないで人に施すから、人の信頼を得て金が自然に入ってくる』2010/04/19