出版社内容情報
20世紀の世界で起こっただれでも知っている出来事について、それが起こった原因、知られざる舞台裏、現代的意義などを、河合塾のカリスマ世界史講師がやさしくも鋭い筆致で紹介。
内容説明
21世紀に起こり、全世界を揺るがせている多くの出来事―アメリカ同時多発テロ、イラク戦争、北朝鮮危機、中国の経済的躍進など―の萌芽は、すべて20世紀に求められます。現在の世界情勢を正確に把握するためには、私たちは20世紀という時代から、「現在」につながる歴史の動因を学び取る必要があると言えるでしょう。本書は、20世紀に起こった15の主要な事件・出来事の真相、および、その歴史的影響を、平易に、かつ的確に描き出しています。深刻なテーマを扱っているにもかかわらず軽快に読める本書は、21世紀に生きるあらゆる人にとっての必読書です。
目次
ファショダ事件(1898)―帝国主義の時代・アフリカ分割
辛亥革命(1911)―清朝の滅亡と中華民国の成立
サライェヴォ事件(1914)―第一次世界大戦
西安事件(1936)―中国国民党と中国共産党
非暴力不服従運動(1919)―インドの民族運動
ロシア革命(1917)―ロシア革命とソ連の成立
「暗黒の木曜日」(1929)―世界恐慌と各国の対応
ポーランド侵攻(1939)―第二次世界大戦勃発
イスラエル建国と第1次中東戦争勃発(1948)―中東問題
朝鮮戦争勃発(1950)―朝鮮近現代史
キューバ危機(1962)―冷戦
ベトナム戦争本格化(1965)―東南アジア近現代史
プロレタリア文化大革命の開始(1966)―中華人民共和国
湾岸戦争(1991)―冷戦以後
ユーゴスラヴィア内戦勃発(1991)―民族問題
著者等紹介
植村光雄[ウエムラミツオ]
1953年生まれ。岡山大学大学院文学研究科修了。イラストレーターとしてデビューするも、生活の糧を得るため倫理・社会の講師として予備校の教壇に立つやいなや、受講生の圧倒的支持を受ける。その後世界史の講師に転じて、日本各地の予備校で授業を行ない、その数は十指に余る。1987年から河合塾講師。「河合塾サテライト」講座(衛星放送による授業)を担当し、教材や模試の作成などでも活躍
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感想・レビュー
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