出版社内容情報
現代ユダヤ人の本当の姿を映し出す1冊。本書は、ユダヤ人の歴史、社会の動き、外部とのかかわりを中心とした解説書。4000年の古い歴史、100ヶ国近い地域的広がりを実感できる。
内容説明
本書は、ユダヤ人の体験、その社会内部の動き、外部とのかかわりを中心とした解説書。4000年の古い歴史と世界にちらばる100カ国近い地域的広がりに加えて、課題が多岐にわたるため、その社会を一冊にまとめるのは至難の業だが、極力最新の統計と動向を紹介している。
目次
第1章 ユダヤ人と日本人の違いとは
第2章 ユダヤ人社会はどこにあるのか
第3章 ユダヤ教とユダヤ人の生活
第4章 イスラエルをめぐる問題
第5章 ユダヤ人の組織にはどんなものがあるのか
第6章 キリスト教圏のユダヤ人はどう生きてきたか
著者等紹介
滝川義人[タキガワヨシト]
昭和12年、長崎県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。中東及び軍事研究者。主要著書に『ユダヤ解読のキーワード』(新潮社)、『ユダヤを知る事典』(東京堂出版)、『ユダヤの格言・ユダヤの知恵』(日本実業出版社)。訳書に、ヘルツォーグ著『図解中東戦争』(原書房)、ギルバート著『ホロコースト歴史地図』、シューベルト&クラウス編『湾岸戦争―砂漠の嵐作戦』、オロッコリン編『地政学事典』(以上東洋書林)など多数
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感想・レビュー
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那由田 忠
14
ユダヤ人社会の解説の本。あまりない本で重要だが、イスラエルとパレスチナの問題はほとんど書かれていないので違和感もあろう。ただし、エルサレムの様々な宗教地区が各々の関係者の管理に任せられて、イスラエル統治に問題ないと示唆している。ヨルダン統治時代はユダヤ人を入れなかったので、アラブに任せるのが危険。ナチス虐殺数が600万人は過剰と思っていて、この中の数値を見て改めて確信した。全然数値が合わない。世界各地に様々なユダヤ社会が存在することは驚きである。ユダヤ教では死後をどう考えるかが書かれていなかったのが残念。2019/08/27
れどれ
1
表層的なところだけなぞりたかったのでおおよそ期待には適った。ユダヤへの肩入れの過ぎる感はあるが、入門にはちょうどいいかもしれない。馴染みのない門外漢に向けて、なにより面白く知れるようにまとまっている。2019/06/23
しろくまさとし
0
かたよってるわー2014/05/15