出版社内容情報
ヒトゲノムとはヒトの全遺伝情報のこと。その情報をもとにすれば、医薬品開発や臓器移植が容易になるといわれてます。21世紀の社会を大きく変える可能性を秘めたヒトゲノムの世界を紹介。
内容説明
ヒトゲノム計画によってヒト遺伝子が明らかになることが社会的利益につながる、ひいてはビジネスや個人の利益につながる、と明言して行動する人や企業が現れた。研究室のなかだけのことだと思っていたのが、視点を変えるだけでビジネス・シーズ（商売の種）の山であることに、多くの人が気付いたのだ。本書では、「いったいヒトゲノムが騒がれる理由はどこにあるのか」という視点を中心に、現代の社会現象としてのヒトゲノム研究に触れている。ヒトゲノム研究の理解に必要なＤＮＡや遺伝子、ヒトゲノム計画後のバイオ技術についても過不足なく伝えた。
目次
第１章 クレイグ・ベンターの野望
第２章 セレラ・ジェノクス社の追い上げ
第３章 ヒトゲノム計画の発端と進展
第４章 ヒトゲノム計画の終了と拡大
第５章 ヒトゲノム研究の広がり
第６章 刺激され拡大するクローン技術
第７章 激変するヒト遺伝子事情
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
19
#説明歌 恐怖論遺伝子組換え食品に否定的な論これほど出され 2017/08/10
界
0
わかりやすく良い本でした2022/04/30
読書備忘録
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発売が二〇〇〇年なので今となっては情報自体は古いのだけれど、ヒトゲノムとはなんなのか？ということを学ぶにはとてもいい解説書になっている。ヒトゲノム研究が起こった成り立ちから、それらがどのようにして取り扱われてきたか、更に今後への展望、他の研究と合わさって発展するであろう技術についてなど、わかりやすく解説されている。ヒトゲノムと遺伝子の違いすらよく分からなかった私だが、これを読んでそういった遺伝子の基本的な事は理解できたように思う。2019/07/07
