出版社内容情報
銀行不倒神話が崩れ去った今、銀行はどうなっていくのかを民間信用調査機関の最大手が著わした。危機が表面化したり破綻した銀行、ノンバンクなど、計12社の事例を、データを紹介しながら分析。
内容説明
不倒神話が崩れさった今、銀行はどうなるのか?最大手の民間信用調査機関が、その行方を考える。
目次
第1章 日本版ビッグバンと銀行の危機
第2章 いよいよ現実となる銀行倒産への序曲(系列会社を切り捨て、大手銀行の安全神話を崩す―日本債券信用銀行;生き残りのために都銀がリストラ合併に追い込まれる―北海道拓殖銀行;系列ノンバンクの破綻で戦後初の銀行業務停止命令―阪和銀行 ほか)
第3章 相次ぐ金融機関の事実上「倒産」(経営者の暴走の果てに都内最大の信用組合が破綻―コスモ信用組合;東のコスモ信用組合の後を追うように西の雄も破綻する―木津信用組合;列系ノンバンクの崩壊で戦後初めての銀行破綻となる―兵庫銀行(現みどり銀行))
第4章 ノンバンク倒産の陰に銀行がある(住宅ローンの延滞者による代位弁済の急増に沈む―日栄ファイナンス;巨額の不良債権を抱えたノンバンクの経営破綻の先駆けとなる―エクイオン;メーンバンク不在が招いた悲劇―新京都信販 ほか)