内容説明
内田百〓は漱石山房の人々―漱石、芥川、草平ら―のなかで、自己の文学をゆっくりと醸成していった。本書はそのプロセスと本質を、調査と実証をふまえて、研究者の鋭い視線でとらえた初の本格的百〓論。
目次
第1章 内田百〓案内
第2章 習作期の内田百〓
第3章 『冥途』の周辺
第4章 夢と現実の間
第5章 百〓文学の方法
第6章 法政騒動と内田百〓
第7章 体質と態度の間
著者等紹介
酒井英行[サカイヒデユキ]
1949年岡山県に生まれる。1976年早稲田大学大学院文学研究科(日本文学専攻)修士課程修了。現在、静岡大学(人文学部)教授
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