評伝 北園克衛

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  • サイズ B6判/ページ数 291,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806046820
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C1095

内容説明

北園克衛は詩を意味という枠から追放し、抽象と非形象の図学を詩にもち込んだ最初の詩人である。同時に彼はデザインや写真に携わる人々に多大な影響を与えた。本著で著者は彼の詩業を一枚一枚はぎとるように、ここに公開する。

目次

1 生立ちと彼の青年時代
2 北園克衛の登場
3 VOUの創刊と兄、橋本平八
4 詩の驟雨
5 郷里を想う暗い時代
6 人の作らぬ詩にむかって
7 円熟の輪
8 (四角なニヒリスト)
9 一本のブルーの細長い線

著者等紹介

藤富保男[フジトミヤスオ]
1928(昭和3)年東京生。東京外国語大学卒。日本現代詩人会会員
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感想・レビュー

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パブロ

8
西脇順三郎『旅人かえらず』を「本卦還り」と罵倒したこの極北のモダニズム詩人を、私は今まで知らなかった。「夜会服/夜会服/夜会服/面白くない」。「白/の中の白/の中の黒/の中の黒/の中の黄」。何だよ、この全身センスのカタマリ! おまけに装丁や挿画、写真まで手がけるデザイナーの才能も抜群って、もうちょっとやそっとじゃかなわない…。そんな北園を身近で見続けた詩人によるこの評伝。生い立ちから詩の変遷と一通り書いてはいるんだけど、ちょっとツッコミが足りない気が。『北園克衛全詩集』が欲しくなったけど、2万円って…。2014/06/20

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