文体の軌跡

文体の軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 314p
  • 商品コード 9784806045069
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C1095

内容説明

文学的文体論の第一人者である著者の三冊目の論考。曖昧な文体概念に明晰な指標を与え、かつ実践的に文学成立の根源である文体発生の機微を追究する。

目次

文体と言語―文体とは何か
価値としての文体
文体論の諸問題
近代作家から現代作家へ―その文体の推移
言語学、文体、文学研究
二葉亭四迷、内面の言語へ
『猫』の文体・序説
芥川龍之介の文体
高村光太郎における思想と文体
犀星の文体
文語と口語―萩原朔太郎
堀辰雄の文体
志賀直哉の文体
小林秀雄における言語意識と文体
岡本かの子の文体―「女体開顕」をめぐって
文体における裸体と装飾
五人の作家(有島武郎;武者小路実篤;志賀直哉;佐藤春夫;室生犀星)