内容説明
大阪の温故知新を自在に操り未来を展望する。大阪を愛するミステリー作家・有栖川有栖と演劇評論家・河内厚郎の熱いトーク。
目次
1 ミステリー作家の脳内事情(ミステリー作家の脳内事情;作家になるまで ほか)
2 都市の原郷へ(都市の原郷へ;町おこしから、町活かしへ ほか)
3 都市のリニューアル(都市のリニューアル;マスコミの一極集中 ほか)
4 ミステリーの映画化(ミステリーの映画化;作家と「場」 ほか)
著者等紹介
有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年大阪府大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。卒業後、書店勤務の後、1989年『鮎川哲也と13の謎』の1冊、『月光ゲームYの悲劇’88』でデビュー。本格ミステリ作家クラブ初代会長。2003年に『マレー鉄道の謎』で日本推理作家協会賞、2008年に『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞小説部門を受賞
河内厚郎[カワウチアツロウ]
1952年兵庫県西宮市生まれ。一橋大学法学部卒。演劇評論から執筆業に入る。1987年から『関西文學』編集長を2期務める。現在、夙川学院短期大学教授、兵庫県立芸術文化センター・特別参与、羽曳野市民大学・学長、広告電通賞選考委員などを務める。時事通信の書評を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tidu Koba
7
装丁はシンプル(笑)だけど中身は濃かった。創作する際の有栖川先生の頭の中を覗き見るように結構つっこんだ創作時の話が読めます。大阪という街について語り合っている本だが、二人の大阪愛がすごい。大阪への偏ったイメージをつけたテレビへの憎悪がすごい(笑)2018/04/03
dungeonn
2
あと東宝って、東京宝塚の略ってのがはじめて知りました2024/11/23
わ!
2
推理小説家の有栖川有栖さんは、さておき…。この河内厚郎さんというのは、以前に読んだ「淀川ものがたり」を編纂したお一人である。しかもタイトルが「大阪探偵団」とくれば、大阪の謎解きでも書かれているのかな…と思って読んだのだが、大阪の街の謎解きなどはほとんどなかった。だからどちらかといえば大谷晃一さんの「大阪学」に近いような内容となっていた。それも有栖川有栖さんがいるので、推理小説と大阪…という感じの内容になっている。それなりに面白いのではあるが、少なくとも期待していた内容とは異なるのである。2019/08/22
さとう
2
この表紙はどうにかならなかったんだろうか…2013/06/25
dungeonn
1
あと東京批判がちょっと鼻につきました。私も大阪人なので上方贔屓なのはわかるのですが。あと千里の高校の校歌作ったのはすげえなあ2024/11/23