内容説明
天体・数学・飛行機・妖怪・少年愛等々現代の時空に甦るタルホ―足穂自ら作品の説明を通して自伝風にまた、出会いから生活を共にした志代夫人の自伝―タルホと多留保。
目次
タルホ=コスモロジー
夫稲垣足穂(出逢い;往復書簡;結婚;私の生い立ち;交友;別居生活;女人館とタルホ;反俗の愛と気骨;受賞前後)
足穂・志代年譜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
保山ひャン
1
前半は稲垣足穂による「タルホ=コスモロジー」で、ヰタ・マキニカリスから、同人雑誌「作家」に発表したもの、昭和41年の「武石道之介航海日誌」まで自作解題。裏事情とか作品に対する自己評価がわかり面白いが、脱線していろんな話が読める楽しさもある。後半は奥さんの稲垣志代による「夫 稲垣足穂」。回想と書簡などで稲垣足穂の普段の言動がわかる興味深い記述で、大阪人の真髄見せる愉快な会話などが再現されている。あと、志代さんの生い立ちからの話も入っていて、そこには直接タルホは出てこないが随分と面白かった。2018/10/02
けい
0
図書館で借りて、ざっと読み。巻末の「足穂・志代年譜」が、分かりやすく便利。2016/05/15
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