子どものミカタ―不登校・うつ・発達障害 思春期以上、病気未満とのつきあい方

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535563391
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C3011

出版社内容情報

病気と悩みの境界線上にある「問題のある子ども」にいかに接するか。援助職、教師、親に向けて実践的な知恵を精神科医が指南する。

子どもと思春期
1 思春期の「悩み」とこころの「病気」
2 子どもの「日ごろと違う様子」をどう読むか
3 集団になじめなくても慌てなくていい
4 「友だち親子」をどうみるか

不登校
5 不登校の昔といま
6 不登校診療のエッセンス

うつ病
7 子どもの「うつ」をどうみるか
8 子どものうつ病と薬物療法
9 当世うつ病事情

発達障害
10 ヘンな子、変わった子
11 キレるやつらにゃ理由(ワケ)がある!?
12 「わたしは発達障害?」と来院する人たち

精神科臨床
13 子どもの悩みをきく――専門職として、大人として
14 説明の工夫
15 クリニックの精神療法、その周辺

【著者紹介】
1957年東京都生まれ。筑波大学医学専門学群卒業。同大学院博士課程医学研究科修了。国立小児病院精神科、かわいクリニックなどを経て、えびすさまクリニック開設(08年10月現在)

内容説明

思春期はいつもグレーゾーン。悩みか病気かあいまいな子どもと向き合うためにベテラン精神科医が明かすヒント。

目次

子どもと思春期(思春期の「悩み」とこころの「病気」;子どもの「日ごろと違う様子」をどう読むか;集団になじめなくても慌てなくていい;「友だち親子」をどうみるか)
不登校(不登校の昔といま;不登校診療のエッセンス)
うつ病(子どもの「うつ」をどうみるか;子どものうつ病と薬物療法;当世うつ病事情)
発達障害(ヘンな子、変わった子;キレるやつらにゃ理由がある!?;「わたしは発達障害?」と来院する人たち)
精神科臨床(子どもの悩みをきく―専門職として、大人として;説明の工夫;クリニックの精神療法、その周辺)

著者等紹介

山登敬之[ヤマトヒロユキ]
1957年東京生まれ。精神科医、医学博士。筑波大学大学院博士課程医学研究科修了。国立小児病院精神科、かわいクリニック等を経て、2004年に東京えびすさまクリニックを開院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

38
ざっくばらんにご自身のキャリア、出会った十代達のことを記してあって、正直な人だなあ…という印象を持ちました。同時に理解するとか、何が的確な治療かなんて専門家も明確には言えず、手探りな部分もあるんだなあ…とも。型にはめるのって違うと思うけれど、もっと的確に問題を脳医学的に推察し、十代の脳が健やかに形作られるよう促すのも大切な気がしました。う~む、心療内科と脳神経内科が密に連携しているような症例を読みたい。2022/07/04

フリスビー

28
★★★☆☆LD(学習障害)、ADHD(注意欠如多動性障害)、アスペルガー障害と時代とともに新たに定義されてゆく障害たち。言えることは、「集団になじめなくても慌てなくていい」ということにつきるでしょう。精神科の医師がどのように訪れる人を見ているかが分かり、参考になりました。2015/04/20

itokake

18
思春期の親にも味方な本。昨年、様々な不調を訴え始めた10代の娘と息子…。自傷、不登校、急に泣いたり、原因不明の腹痛に頭痛。まさか、鬱?子供の鬱を疑う5つのリスト(宮川香織先生のもの)を見ると、うちは当てはまってなかった。抗うつ薬の副作用で自殺が、私には何よりも怖い。著者は「鬱は基本的に大人の病気」ともいう。豊富な臨床経験を持つ著者が、今までに出会った患者たちを例にとり、その経過や原因を考えていく。治療者としての位置は崩さず、かといって患者からも遠すぎない絶妙な距離感にプロの凄味を感じた。2023/03/22

はるな

8
途中からどうでもよくなってしまった。自分の中にいる子供の対応の役に立てばと思い読んでみたが、大人の立場にいるはずの私もまた、困っているんじゃ、どうしたらいいかさっぱりわからない。実際に子供のことで困っている親が読むにはまあまあ参考になるとは思うけど、あくまでも1人の精神科医の主観でしかない部分も多いと思う。2015/12/24

noko

6
読み友さんが読んでおられたので、私も読みました。我が子は思春期には遠いですが、予習になりました。この先生は飾らない言葉で書いていて、市民感覚に近い。不登校の理由は千差万別で、もう本当に人それぞれなのだなぁ。そして私が子供の頃よりも増えていて、多少救いの手があることがわかった。子どものうつ病に対する薬の投与は、慎重にしないと躁転したり、自殺関連のリスクが上がるので、主治医と綿密な相談がいるだろう。思春期だけでなく、悩んでいる子どもに対して大人にできることは、聞く事。そして親切に説明をすること位しかできない。2023/04/06

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