内容説明
古本のことを語っても内田魯庵の文章は少しもカビ臭くない。なぜだろう。それは彼が真のモダニストだったからだ。慶応四年に生まれ昭和四年に亡くなった魯庵は江戸・明治・大正・昭和の四代を生きた。つまり彼は、最後の人であり、しかも、最初の人だった。その二重こそが真のモダニストの持ち味である。
感想・レビュー
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こまっちゃん
3
県立図書館から取り寄せ。旧仮名遣いなだけでなく、文語体の章もあって難しい。でも、面白かった。帝国大学図書館に集中保管されていた旧幕府の資料が、震災でほぼ全て失われた事を初めて知りました。2018/07/05
