内容説明
英国世紀末文学を代表する批評家アーサー・シモンズが文学上最も関わりの深かったペイターとワイルドを論じる。同時に著者はこの三つ巴の関係を鮮やかに解きほぐし、シモンズ芸術の濫觴を探る。
目次
オスカー・ワイルドの研究(芸術とイギリス大衆;『意向集』;『レディング牢獄の唄』;『ドリアン・グレイ』 ほか)
ウォルター・ペイターの研究(魔術的芸術;文学的幻想;嘱目の思いと形象化;最も美しい散文 ほか)
著者等紹介
伊藤勲[イトウイサオ]
昭和24年岐阜県生まれ。現在、愛知大学教授。日本文芸家協会会員、日本現代詩人会会員、日本ペイター協会理事、日本ワイルド協会理事
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